メッサーシュミットMe109E、ドイツ空軍プラモの代表を取り上げた。
ドイツ空軍と言えばメッサーシュミットMe109E
プラモ好き、特にドイツ軍好きが初めに作るキットは、メッサーシュミットMe109じゃないかな。
小学生の頃(約半世紀前)に作ったプラモデルの中にメッサーシュミットMe109があった。
第二次世界大戦でのドイツ空軍の主力戦闘機だが、角ばったキャノピーや水平尾翼についてるステーなどで、あまり強そうな戦闘機には見えなかったが十字のドイツ空軍のマークがカッコイイのも手伝って印象に残っている。
Me109 (Bf 109)(Messerschmitt Bf 109)は、第二次世界大戦におけるナチスドイツ空軍の主力戦闘機。
Bf109ともMe 109とも呼ばれ、大戦中の公式文書でもMe 109となっているが、戦後、英国の航空機研究家から「バイエルン社時代の設計なのでBfにすべき」との意見が出され、Bfと表記されることが多くなったというがどちらも間違いではない。
一撃離脱戦法を前提に開発されたとされた初の航空機と言われる。
つまり優位な位置から銃撃しながら高速で通り過ぎる戦法。
日本は零戦の出来の良さもあって巴戦(相手の後ろに回る戦い方)が主流だった。
出典:NAVERまとめ 零戦
巴戦の代表 零戦
主翼が機体重量に比べて小さく薄くモーターカノンや主脚のエンジンマウントなど、特徴のある設計となっている。
本機の生産数は30,000機を超え、歴史上もっとも生産された戦闘機であると同時にエーリヒ・ハルトマンやゲルハルト・バルクホルンといったエースパイロットを輩出させた。
設計者:ウィリー・メッサーシュミット
製造者:バイエルン航空機製造社のちメッサーシュミット社(Bf109とも呼ばれる)
初飛行:1935年5月28日
生産数:30,000機
退役:1945年(ドイツ空軍)
機体重量に比し小さく薄い主翼を持ち、モーターカノンや主脚のエンジンマウントなど、特徴のある設計となっている。
メッサーシュミットMe109 Eは第二次世界大戦で主流になる構造を早くも備えていた。
単葉機:主翼が1枚、上下2枚あれば複葉機になる。
全金属・応力外皮式、モノコック構造:
乗用車でもクラシックカーはフレームが有ってその上にボディが乗っていたが、現代の乗用車は一部を除いてフレームが無くなった、ボディ自体に強度を持たせる設計なんじゃ、そうすると車体を軽く丈夫に出来る、Me109もこんな先進構造だった。
密閉式の風防:角ばったキャノピーが有りパイロットは高速でも突風にさらされなくなった。
引き込み脚:古い設計の機体は脚が固定されたままじゃ、当然空気抵抗になりスピードは遅くなる。
今では当たり前じゃが、さすがドイツは世界に先駆けて作っていたんじゃ。
エンジン:DB 601(油冷式)
DB601E離昇馬力:1,350HP/2,700rpm高度馬力:1,320HP/2,700rpm(高度4,800m)高度馬力:1,450HP/2,700rpm(高度2,100m)
高圧縮低回転型で燃料事情の悪いドイツでも馬力が出せる。
燃料噴射装置を搭載(イギリスのスピットファイヤーはこれが無いのでマイナスGが掛かるとガソリンが一瞬途切れた)
イギリスのスピットファイヤー
倒立V型気筒でエンジンの軸をパイプとして機銃の銃身を通せる。
ローラーベアリングを多用している等、高度な技術を多用したエンジンだった。
その反面、出力の増強が難しく連合国側の馬力増強についていけなくなった。
開発がバイエルン航空機製造で開始されたのは1934年、翌1935年に生産開始。
設計主任は、かつてMe 108を設計したロベルト・ルッサー技師で後にバイエルン航空機製造はメッサーシュミット社となった。
日本はこのエンジンの設計を習い国産化して飛燕に積んだが故障が続発して使いこなせなかった、金属の材質や工作技術がドイツには及ばなかったんじゃな。
メッサーシュミットMe109Eのプラモデル
何度も再版された、中学生の頃にはすでにあった気がする。
開けたら綺麗な用紙入りで良い感じだった。
地球儀風のスタンドが懐かしい。
部品点数は少ない、1/48スケールだが実機が小さいのでキットも小柄。
地球儀型のスタンド台。
これだけの部品点数で完成する。
こんな台紙も入ってた。
ドイツ空軍のマーク付きじゃ、ハーケンクロイツはナチスなので消されるキットもあるがこれは残ってる。
綺麗な台紙が入ってる、昔はサービスが良かった。
組立説明書と本機の解説がある。
プロペラを組み立て、胴体左右を合わせる。
本機は小さくて戦い難い相手だったと思う、コクピットも狭かった。
主脚は開閉可能、脚を入れて飛行中のポーズも取れる。
プロペラと風防の取り付け。
側面図を確認に来る。
今回は小型でも高性能のメッサーシュミットMe109Eでした。
これを見ると改めてメッサーシュミットのすごさがわかるよ
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