これぞホンダ、シティーとモトコンポが合体した。

ワクワクさせる自動車メーカー、ホンダ

ホンダ(本田技研工業(株))はオートバイから自動車に進出したメーカー。

創始者、本田宗一郎の技術屋精神が色濃く残っているメーカーじゃ。

出典:ウィキペディア ホンダN360

例えば1967年発売の軽自動車ホンダN360はそれまでの軽自動車には考えられないFF(前輪駆動)採用による広い車内と、オートバイのような高出力の空冷エンジンで大ヒットした。

失敗もあったが何を出すか分からない、ワクワクさせるメーカーがホンダなんじゃ。

やってくれました、元祖トールデザインのシティー

1981年、ホンダは主力小型車のシビックより更に小型のシティを発売した。

これが驚くべきクルマで一代ブームを巻き起こし、今の自動車デザインの基本形になったんじゃよ。

出典:ウィキペディア ホンダ シティー

何が凄いってシティーは背が高い「トールボーイ」と呼ぶデザイン。

それまでクルマをカッコ良く見せるために、背を低くするというデザインが多かった。

ホンダ自身も、とにかく低くすればスポーティーに見えるというムードがある。

背が高いと空気抵抗が増えるしスポーティーに見えない、その反面、背筋を伸ばして見下ろす姿勢で運転すれば視界が非常に良くなり運転しやすいという事をシティーが教えてくれたんじゃ。

それではカタログで詳しく見てみよう。

なんじゃこれは?って大きなインパクトがあった。

丸ライトをデザインの一部として取り入れた気取りの無いスタイルじゃ。

一件、軽自動車みたいに見えるが、まぎれもない1200ccの普通車。

シティーの価格は低かった、車両本体で軽く100万円以下、後に出たターボでも110万円くらいだったと思う。

これはイギリスのバンド、マッドネスを起用したCM。いも虫のようなダンスが話題になった。こんなバンド知らなかったな~ そんなにメジャーではない感じじゃ。

ホンダはCMに日本の芸能人を起用しなかった。安易に使うとヒットしないというジンクスがあったらしいね。

左に小さいバイクが見えるが、これは最後に紹介します。

出典:ホンダ シティーCM マッドネス

CM始まりのシーン、テンポの良い曲が流れメンバーがシティーを観察する。

出典:ホンダ シティーCM マッドネス

これは面白いクルマだと感動し有名な、いも虫ダンスを披露という流れ。

出典:ホンダ シティーCM マッドネス

最後はホンダが日本のメーカーで有るのを示すライジング・サンのポーズでした。

出典:ホンダ シティーCM マッドネス

ちなみマッドネスはその後のCMにも登場、ターボではカンフー調のカッコで最後は「まいりました」で終わる。

シティーの功績は他にもある。たとえ安価なクルマでも凄いポリシーを持っていれば決して見劣りしないという事。

他車と排気量の大きさとか馬力の比較ではない、シティーはシティーなのだから。

たとえベンツのオーナーでも「こいつ凄い発想でデザインしてるな」って感心する?

コンプトが書いてある、ライヴ・ビークルって何なのか分からないが、自分らしく合理的に楽しくやろうって事かな?

ここからはメカの説明。エンジンをコンバックスと名付けた。

エンジンはER型1200cc 直列4気筒SOHC CVCC

最高出力67馬力/5,500rpm

変速機5速MT、3速ホンダマチック、副変速機付き4速MT

駆動方式はFF(前輪駆動)

シビックで開発した副燃焼室付きのCVCC。低公害と高燃費を両立。

燃焼室の形状を工夫してパワフルで燃費の良いエンジンになっている。

当時の小型車でNo.1の燃費を実現した。

背が高いと走行が不安定では?という心配を無くすための説明が随所にある。

「シティーはゼロリフト」、空力的に浮き上がらない、路面に吸い付いた感じで走るって事。

合理的な設計が随所にあり、見て飽きさせないね。

軽量ボディーだからフットワークの良さをアピール。

確かに軽量化の工夫があちこちにあるが、車体の剛性はやや低い感じがあったな。

走行中にダッシュボードの継ぎ目が擦れてキシキシ鳴りうるさかった(シティーターボⅠ)。

FF(前輪駆動)と4輪独立サスペンションで直進性や路面の追従性は良かった。

ホイルベースが短いので小回りは得意じゃ。それでもFFなので高速道路も直進性は良い。

サーボ付きディスクブレーキ装備、厳しいコストでも安全は手抜き無し。

今のクルマは、ほとんどオートマ仕様になったね。

当時もATが有ったが速くないしうるさかった。

座った感じ、硬くてヨーロッパ車みたいじゃ、参考にしてるよね。

収納ポケットが多く便利が良いが、4ドア車が無いために日が立つと販売が苦戦し始めた。

結局、初代はマイナーチェンジや新タイプを追加して1995年まで生産された。

乗車定員いっぱいに乗る事は少ない、3ドアに割り切ってたね。

機能的なダッシュボード、ホンダは昔から室内を広く作るのがうまかったし視覚的にも広く見えたんじゃ。

つい買いたくなる形をしてたな~ 買って友人に見せに行きたいくらい衝撃的だった。

ぎっしり積め込んだエンジンルーム、整備性はイマイチかな。

出典:ウィキペディア シティーターボⅠ

ひろしは1982年に出たターボモデルを買った。

ホンダ独自の電子燃料噴射装置(PGM-FI)も装備し100馬力を発揮、加速が素晴らしかったんじゃ。ボーイズレーサーというにふさわしいクルマだった。

スピードメーターがデジタルだったのも新鮮だし、若い頃の良い思い出が沢山出来ました。

出典:ウィキペディア シティーターボⅡ ブルドック

1983年に新車種を追加する、これはターボにインタークーラーを付けて馬力アップしとブリスターフェンダーにしたターボⅡ、CMではブルドックと呼んだ。

出典:ウィキペディア シティーカブリオレ

これは1984年発売した車種でピニンファリーナ製の幌を付けたカブリオレ、フェンダーはブルドックと同じだった。

ピンクなど綺麗な12色のボディカラーが用意されたんじゃ、これほしかったな。

初代の説明を続けよう。グレードはシティーRがメインだった。

4ナンバーの2シーターもあったんじゃ、思い出した。

経済的なE Rよりお安く買えます。

4ナンバー5人乗りのF 仕事に使って下さい。

Rだけがタコメーター有り。

赤いシティーが可愛かったがウレタンバンパーが黒いので一体感がイマイチだった。

シティーの隠しワザ、モトコンポ

出典:ウィキペディア ホンダ モトコンポ

ニュースにあふれたシティーにはホンダらしい隠しワザがあった。

オートバイメーカーらしく積載できる専用バイクを作ったんじゃ。それがモトコンポ

ホンダは以前からモンキーという積載できるバイクを持っているが、モトコンポはさらに小型じゃ。

エンジンは49cc、つまり原付 空冷単気筒2.5馬力、重量は45Kg(意外と重い)

色は赤と黄色があった。

当時、乗ったことがあるけど国道を走るのは安定感の点から不安があった。

今はプレミアムな価格で取引されてるね。

出典:ウィキペディア ホンダ シティー

今回はホンダらしい元祖トールデザインのシティーでした。

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