P-40ウォーホークはサメから出来てる?

トマホーク、キティーホーク、ウォーホーク

戦闘機や戦車に猛獣のペイントをしているのを見る事が有るけど、これが一番じゃないかな。

この戦闘機はP-40ウォーホークじゃ。サメをそのまま戦闘機にしたみたいに似合ってる。

P-40はアメリカのカーティス・ライト社が開発しアメリカ陸軍航空軍で運用された戦闘機なんじゃ。

出典:ウィキペディア P-36戦闘機

1938年にP-36戦闘機の空冷エンジンを液冷のアリソンエンジン、1200馬力に変えたXP-40が初飛行したんじゃが、P-36より速度が50Km/hも速い高度3,700mで最大時速550Km/hも出たので、さっそく量産された。

量産型のP-40は更に機体構造を見直して、最大時速を575km/h(高度4,600m)に向上させたり武装も12.7mm機銃×2に加えて、主翼へ7.62mm機銃×2に強化されドイツ空軍と戦闘中のフランス空軍に引き渡されたんじゃがフランスが降伏したのでイギリスに引き取られてトマホークⅠ(A~C型)の名で使われた。

出典:ウィキペディア P-40N

他にもキティーホーク(D、F型)の名前でカナダ、オーストラリア、ニュージーランド等、各国で使用されたんじゃ。

英国連邦軍のキティホークは1941年末頃から北アフリカ戦線で活動を初めたが、ドイツ軍のメッサーシュミットBf109に性能で及ばず、戦闘爆撃機として活躍した。

  メッサーシュミットBf109

ちなみにF型以降をウォーホークと言う、あ~ややこしいのう。性能は平凡だったけど実用性が高く常に量産体制が整っていたのが幸いして大量に生産された。

零戦との戦い

P-40ウォーホークは日中戦争で零戦と戦う事になる。

日本軍の攻勢に苦しんでいた中華民国の蒋介石(国民党航空委員会秘書長だった妻)の呼びかけで訓練教官及びアドバイザーとしてクレアリー・シェンノートがP-40、129機で中国軍を支援しAVG(フライング・タイガース)と呼んだ。

出典:ウィキペディア 零戦

結論として零戦の空戦性能に劣り劣勢に立たされたんじゃ。

P-40ウォーホークは大戦中期以降、主力戦闘機の座をP-38ライトニングP-47サンダーボルトP-51マスタングに譲ることとなったものの1944年にかけて総数13,738機が生産された。

出典:ウィキペディア P-51 マスタング

P-40ウォーホークのプラモデル

ハセガワの1/72スケールの戦闘機シリーズ、よく出回ったおなじみのシリーズ。

小さな箱だけど300円の価格は魅力的じゃ。

箱の横には世界の名機が並ぶ、これはキティーホークMK-1

ドイツのメッサーシュミットMe109G

メッサーシュミットMe109E

フォッケウルフFw190A

フォッケウルフの最終形態、高高度性能を持たせたのフォッケウルフFw190D

箱を開けるとサメの口の様なデカールが目につく。

機体はコンパクトで色といい、どこか懐かしい。

胴体は液冷エンジン搭載なのでスマート。

キャノピーも可愛らしい。

変わった脚の格納方式じゃ。

増槽やコクピットの部品。

組立説明書も小さいが、実機の解説がしっかりしてある。

形は結構好きだけど、零戦に対してはやられメカ的な印象が有る。

カーキ色など地味な色合いばかり。

P-51と同じエンジンなら性能アップするが、エンジンの供給はP-51向けになった。

座席と爆弾、地上攻撃は得意だった。

主翼を組み立てる。

出典:ウィキペディア

陸軍らしく迷彩された機体が多い。

脚を格納して・・

完成じゃ、塗装してね。

パイロットの塗装解説、面相筆で塗ろう。

サメなのかトラなのか、怖い顔じゃのう。

今回はP-40ウォーホークでした。

サメの口が迫力でした。

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