映画トップガンを知ってますか?
映画トップガンは1986年のアメリカ映画でアメリカ海軍の戦闘機パイロットの青春を描いた大ヒット作品じゃ。
出典:トップガン パラマウント/UIP
監督:トニースコット 製作総指揮:ビル・パダラート
出演者:トムクルーズ、ケリーマクギリス、ヴァル・キルマー、アンソニー・エドワーズ、トム・スケリット
音楽:ハロルド・フォルターメイヤー、ジョルジオ・モロダー
撮影:ジェフリー・L・キンボール
配給:パラマウント / UIP 製作国:アメリカ合衆国
制作費:$15,000,000 (概算) 公開:アメリカ1986年5月16日 日本:1986年12月6日
興行収入:$353,816,701 配給収入:39億5000万円
1986年度の全米興行成績1位 日本でも1987年度の洋画配給収入1位
トムクルーズの出世作になった事でも有名。
出典:トップガン パラマウント/UIP
トップガンのストーリーの一部をまとめると・・
トップガン (Top Gun)とは、1969年3月に創立されたアメリカ海軍戦闘機兵器学校のことで、エリート戦闘機パイロットの上位1パーセントのパイロット達の空中戦技を指導するために創られた養成機関。所在は映画製作当時はカリフォルニア州サンディエゴ近郊のミラマー海軍航空基地だったが、1996年にネバダ州のファロン海軍航空基地へ移転している。
ジェット戦闘機パイロットの中でもエリート中のエリート養成学校じゃ。学校というくらいなので若者達、特に主人公のトムクルーズらの心の葛藤が描かれている。
出典:トップガン パラマウント/UIP
この映画製作にはアメリカ海軍が全面協力し、ミラマー海軍基地や空母「レンジャー」内で撮影が行われた(作中では「エンタープライズ」として登場している)。
道理で空母から発進するF-14トムキャット艦上戦闘機の画像がガンガン出て来て圧倒されるんじゃ。
主人公のピート・ミッチェル(コールサイン:マーヴェリック)はアメリカ海軍の艦上戦闘機・F-14のパイロットで秘匿事項とされた父親の謎の死の影を引きずり、野生の勘を頼りにした無鉄砲で型破りな操縦を行うパイロット。
出典:トップガン パラマウント/UIP
日本ではこの場面も有名じゃな。離陸するF-14と競争してバイクで走るトムクルーズ。
出典:アオシマ カワサキGPZ900R
バイクは日本のカワサキGPZ900R ペットネームはニンジャ
日本製のバイクやクルマが映画で活躍するのは嬉しい事じゃのう。
出典:トップガン パラマウント/UIP
マーベリックは相棒のレーダー要員グースとミラマー基地のエリート航空戦訓練学校(通称:トップガン)に送られる。
出典:トップガン パラマウント/UIP
航空戦技の神髄であるACM(空中戦闘機動)、すなわちドッグファイトの戦技を磨くために教育を受けることとなるが・・・。
出典:トップガン パラマウント/UIP
ドッグファイトシーンも素晴らしい。映画館ではさぞかし迫力あったろうな。
出典:トップガン パラマウント/UIP
それではトムクルーズ顔負けの活躍をする F-14トムキャット艦上戦闘機の説明もしましょう。
F-14トムキャット艦上戦闘機
出典:トップガン パラマウント/UIP
F-14はアメリカ合衆国のグラマン(現ノースロップ・グラマン)が開発した艦上戦闘機(空母で運用する戦闘機)で愛称のトムキャット(Tomcat)は雄猫を意味する。
出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
アメリカ海軍が運用するF-4 ファントム IIの後継機として、グラマン社の開発した可変翼と長射程のAIM-54フェニックスミサイルの運用を特徴とした、第4世代ジェット戦闘機に分類される艦上戦闘機。
出典:ウィキペディア F-4 ファントム II 艦上戦闘機
F-4 ファントム IIは長年にわたって活躍した名機で、これを超えるためにずいぶんスマートになったもんじゃ。
F-14トムキャットの役割は大規模な軍事衝突が起きた際に、アメリカの空母を爆撃機から守る事だった、つまり虎の子である空母打撃群の防衛最前線で敵を食い止める戦闘機が必要だった。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
具体的には長距離爆撃機から大量の空対艦ミサイルを発射するソビエト連邦軍の飽和攻撃戦術に対抗するために開発されたんじゃ。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
F-14のスタイルを特徴付ける可変翼は空母の離着陸時に広げて揚力を最大にし、高速では後退させて空気抵抗を少なくできる。
F-14トムキャットのプラモで詳しく見よう
それでは、F-14トムキャットをプラモを見ながら詳しく見てみよう。
これはフジミ模型が発売していた1/48スケールのプラモデルじゃ。結構な大きさがあるぞ。
横姿が最高にカッコイイね、ファントムやコルセアなどと全く違うグッドデザインになった。
フジミ模型はお城とかイメージがあるけど、他のメーカーと同じようなシリーズも有ったんじゃ。1/48スケールのファイターシリーズなんて知らなかった。
これはアメリカ海軍のスカイフォーク
同じくアメリカ海軍イントルーダー。自動車みたいに並んで座る操縦席だったね。
ご存知F-4Jファントム、自衛隊でも使って怪獣映画でもおなじみ。
F-15イーグル、F-14に似てるけど可変翼じゃないね。これも自衛隊で活躍してる。
箱を開けると大きな胴体が目に付く、翼だけじゃなくて胴体にも揚力を持たそうとしたんじゃ。
転写マークの種類が凄く多いな、貼るのが大変じゃ。
胴体上面、宇宙船みたいで新時代を感じるな。
胴体下面、ジェットエンジンを2基搭載。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
このエンジンはプラット&ホイットニー社製TF30-P-412で出力は12,350lb
エンジンが2基だと片方が故障しても大丈夫だが、片方のエンジンがフル・アフターバーナー、もう片方のエンジンがフレームアウトという状況が起きた時に回復困難なフラットスピンに陥ることがあるという悪い面もあった。
推力重量比はF-15やF-16など同世代機との比較では劣っており、重量に対して推力不足と言われ、機体との適合性も良くなかった。またF-14は非常に高額で更なるコスト高となるエンジンの改良は進まなかったんじゃ。
特徴的な可変翼、飛行中に速度によって主翼の後退角を変え最適な主翼形状になった。
後退角は20度から68度の範囲で動くようになっており、コンピューターで自動制御したんじゃ。
ところでこのカッコイイ姿は日本のアニメにも影響を与えた。
出典:アシェット・コレクションズ・ジャパン
超時空要塞マクロスはご存知だね、1982年~1983年まで36話あったテレビアニメ
異星人との戦い+アイドル歌手+ラブストーリーという異色のストーリーだった。
それに出る変形ロボットのファーターモードがF-14トムキャットそっくりじゃありませんか。
出典:超時空要塞マクロス 毎日放送 、タツノコプロ、アニメフレンド
変形すると言うのはロボット物の定番でピッタリはまった訳じゃな。
ジェット戦闘機からロボットに変形するのを見て、カッコ良すぎじゃんと思ったね。
出典:超時空要塞マクロス 毎日放送 、タツノコプロ、アニメフレンド
ひろしはファーストガンダム世代で、マクロスのメカを見た時に負けたな~って思ったが、ストーリーに美少女キャラが出てくると、あれま~こんなのやっちゃうのか?って気になった。
さて、プラモに戻ろう・部品点数はさほど多くない。
これはコクピット側面と機首のとんがりじゃ。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
尾翼が2枚なのも特徴じゃ、エンジン2基から来る癖を減らす策か。
水平尾翼と垂直尾翼、見分けがつかないほど似てる。
搭載するミサイル群。中距離空対空ミサイルであるAIM-7 スパロー、短距離空対空ミサイルのAIM-9 サイドワインダーも搭載できるんじゃ。
左上のAIM-54 フェニックスは、アクティブレーダーホーミング長距離空対空ミサイルで、射程は200kmを超える。
出典:ウィキペディア AIM-54フェニックス
フェニックスはソ連のスタンドオフミサイルKh-22及と発射母機であるTu-22/22M爆撃機をはるか遠方で迎撃する目的で開発されたわけじゃ。
コクピット内部、パイロット2名、主脚、車輪などの部品
初飛行:1970年12月
生産数:712機
運用開始:1974年9月
退役:2006年9月(アメリカ海軍)、イラン空軍は現役
キャノピーは2名搭乗で長め、脱出時には吹き飛ばしパイロットを射出する。
綺麗な塗装参考図が入っている、派手なマーキングがよく似合うね。
組立説明書を見よう。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
空母群を攻撃する敵爆撃機を迎撃するが格闘戦もこなせる万能プレイヤー。
全長:18.9m、全幅:19.5m~11.2m 重量:17.3t
固定兵装:M61A1 20mm機関砲×1
最高速度:マッハ2.34
平面図は主翼を後退させた状態でデルタ翼の様になる。
これは空母格納事にスペース削減にもなった。
アニメファンが喜びそうなスタイル。変なSFメカよりカッコイイ
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
爆弾、ミサイルなんでもござれの優等生。
コクピットを作ろう。椅子の上に有るのは射出事にキャノピーから頭を守るバー。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
エリートだけが搭乗できるコクピット、大型の機体だが余裕は無いね。
ノーズの組立、機首の中にレーダー内蔵。
可変翼は動く、プラモも動かして楽しめます。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
実物のジェットエンジンノズル。
主脚と着艦時にワイヤーにひっかけて止めるフック。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
実物のエアーインテイクと主脚、主脚は意外と小さいな。
ジェット戦闘機と言えばミサイルだね。
出典:出典:ウィキペディア F-14トムキャット艦上戦闘機
衝撃波を出して高速で飛ぶF-14、翼を動かす様子が猫に似ているのでトムキャットになったとか。
凄い性能のF-14だが1991年のソ連崩壊による冷戦の終結で活躍の場は無くなった。
アメリカ空軍より輸出したイラン空軍での活躍がはるかに多いのも皮肉な事じゃ。
今回はトップガンやマクロスで有名なF-14トムキャットでした。
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