ミステリーの専門誌に夢中だった
怖い怖い・・ひろしは怖がりだがミステリーや心霊写真とか好きなんじゃ。
ミステリーと言えばバミューダートライアングルの話が有名じゃが、今回はそこに語られた爆撃機の話をしましょう。
ひろしがミステリーの話を学んだ雑誌はこれじゃ。
出典:ムー 学研ホールディングス
ムーは1979年(昭和54年)の学習研究社(現・学研ホールディングス)より創刊された月刊誌で「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」というキャッチコピーがスタートだったが、現在も発行される長寿雑誌になった。
当時は機動戦士ガンダムや宇宙戦艦ヤマトの人気に火が付き、映画でもスターウォーズが始まり世の中は空前のSFブームになったんじゃ。
ひろしも仲間と同人誌みたいな雑誌をつくってSFメカを書いたこともあった。
そんなわけでムーも毎月買いましたね、何年買ったかはっきりしないが本棚にずらりと並ぶくらいは持っている。
ムーには古代文明やUFO、心霊現象、超能力、未確認生物などたくさんのミステリーが出てくる。今はやりの鬼滅の刃は鬼を題材にしてるが、鬼に関する記事もあった。
出典:鬼滅の刃 吾峠呼世晴 ジャンプコミック 集英社
その中のひとつで、飛び切り不思議なのがバミューダトライアングルじゃ。
航空機や船舶が謎の失踪するバミューダトライアングル
出典:ウィキペディア バミューダトライアングル
バミューダトライアングルは、フロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域のことじゃ。それがどうしたかって?
このエリアは昔から奇怪な現象が続くというのじゃ、つまり沢山の船や飛行機が消息不明になっているんじゃ。
消息を絶ち、その後発見されていない船をいくつか挙げると
1918年3月13日、アメリカ海軍の輸送船サイクロプス号がバミューダ海域で行方不明となった。重量14,000トンの巨大な船だが一人の生存者も漂流物も発見されなかった。
1920年4月フランスの客船オブライエン号、1926年3月アメリカの貨物船サダフコ号、1966年12月メキシコの輸送船サザン・シティ号、1973年 アニタ号他多数が消息を絶っている。
航空機も同様な事例が多いがそこに登場する雷撃機が今回のブログネタのアベンジャー雷撃機じゃ。
出典:ウィキペディア アベンジャー雷撃機
訓練に出て帰還する5機のアベンジャー雷撃機から不可解な無線連絡がコントロールタワーに入った。
「タワーに告ぐ、こちら指令機、緊急事態発生、我々はコースをはずれたらしい。陸地が全く見えない…」
現在位置を訊く管制官だが「それが分からない、どこを飛んでいるのかさっぱり分からない」との返事があるだけだった。西に向かえと指示しても「どっちが西か分からない…奇妙だ…何もかもおかしい、方向がつかめないし海の様子もいつもと違って妙に白い」
特に天候が悪いわけではなく西に傾いた太陽に向かえば陸地に着くはずなのだ。
「ここはどこだ?いや、基地の北東360キロ・・」「見ろ、我々がいるところは…」その後通信は途絶えた。
海軍基地から、マーチンPBMマリナー飛行艇が救援に向かったがマリナー飛行艇も通信が途絶へ忽然と姿を消したのである。
その後25万平方マイルに及ぶ大掛かりな捜索が行われたが、死体や残骸もみつからなかった。
何が起こったのだろうUFOに浚われたか異次元に入り込んだのか? ハリケーンなどの自然災害説も多いが結論は出ていない。
アベンジャー雷撃機を紹介しよう
バミューダトライアングルの話は怖かったね。昔にこれを知った時はほんとにビビった、もしかして世の中のあちこちに異次元空間がありそうな気がしたんじゃ。
別の話では、あの通信内容は違っているとか、怖く作り変えた話も多いらしいね。
さてムチャぶりが多いひろしのブログですが、こでやっとアベンジャー雷撃機の話になる。
出典:ウィキペディア アベンジャー雷撃機
アヴェンジャーはアメリカのグラマン社が開発し、第二次世界大戦中にアメリカ海軍などで運用された主力雷撃機じゃ。名前は「復讐者、報復者」の意味がある。
運用開始は1942年、用途は雷撃機(魚雷を積み敵艦を攻撃する)
アメリカ海軍とアメリカ海兵隊で運用が開始され、1942年のミッドウェー海戦を初陣にイギリス海軍など他国でも運用された雷撃機で戦後は自衛隊でも配備された。
日本海軍で同様な機体は真珠湾奇襲攻撃でも活躍した九七式艦上攻撃機や流星、天山などがある。
出典:ウィキペディア 九七式艦上攻撃機
出典:ウィキペディア 流星
出典:ウィキペディア 天山
アベンジャーの開発はそれまで主力雷撃機として採用されていたダグラス社製のTBD デヴァステイターの最大の欠点である「航続距離が短すぎて戦闘機や急降下爆撃機と連携できない」という問題を解消する点にあった。
出典:ウィキペディア TBDデヴァステイター
デヴァステイターというとあまり活躍した印象が無い、なんせミッドウエー海戦の時にはすでに旧式になっており最高速度300Km/hしか出せず、零戦の攻撃をくらい全滅したくらいじゃ。皮肉にもそれがおとりになり日本空母の上空に零戦がいなかったため爆弾が命中したけどね。
出典:ウィキペディア アベンジャー雷撃機
アベンジャー雷撃機のスペック
エンジン:ライトR-2600-20 サイクロン14、1900馬力で大型魚雷の搭載が可能になった。
武装:左右の翼内に12.7mm重機関銃、後部電気駆動の砲塔にも12.7mm重機関銃1門、機腹部に7.62mm機関銃1門
出典:ウィキペディア アベンジャー雷撃機 後部電気駆動の砲塔
機体下面は爆弾倉となっておりMk13ロケットや2000ポンド(907kg)爆弾1発、又は500ポンド(227kg)爆弾4発を搭載できた。
出典:ウィキペディア アベンジャー雷撃機
翼下にHVAR (ロケット弾)や3.5インチ FFARを搭載、対地攻撃機としても活躍した。
出典:ウィキペディア アベンジャー雷撃機
航続距離:完全武装で1,600km(アメリカ雷撃機で最高)
乗員:3名(操縦士、無線士、砲塔射撃手)
1942年11月、第三次ソロモン海戦において戦艦比叡を攻撃して航行不能にさせ、自沈に追い込んだ。これがTBFの最初の戦果となったんじゃ。
1998年に伊-52を含む約30隻の潜水艦を撃沈した。大西洋でも太平洋でもアヴェンジャーは効率的な潜水艦キラーでもあった。
その後も終戦まで高い飛行性や防弾性を生かして活躍した。
アベンジャーのプラモデル
アベンジャーのプラモデルを一つ紹介しましょう。
アオシマ文化教材社製1/72スケールのアベンジャー
このシリーズは日本機も多くあり、ひろしが小学生の頃から箱絵を変えて販売されている、古いプラモデルじゃ。
ミッドウエー海戦初登場だったが6機中5機が撃墜された、苦いデビューじゃ。
シリーズの他の機体が書いてある。日本語のもあるけどこれは英語、なぜ?
開けるとパーツがランナーから外れた物が多い、ジャンク状態じゃな。
この成型色がなつかしい、他の機種もよく作ったな。
実機そのままにずんぐりした姿じゃ、実機はトラックに乗っているみたいと形容されました。
エンジン:ライトR-2600-20 サイクロン14、1900馬力。日本は2000馬力級のエンジン製造に難儀している、工業力がアメリカよりずいぶん低かったんじゃ。
出典:ウィキペディア アベンジャー雷撃機
主翼は角ばった感じじゃ、量産性を考えたかな。
古いキットなので金型も消耗してるだろう、出来は昭和60年代。
組立説明書もコストダウンな感じの1枚。
アメリカ機のプラモを買ったのはP-51ムスタングくらいかな。日本やドイツ機ばかり買ってました。
パーツリスト、今なら食玩のキットみたいじゃ。
安価飛行機キットは機体内に棒があってパイロットを乗せるのが多かった。
翼を折りたためるんじゃ、凄いな。
合わせ目の段差が大きそう、あまり腕が無い人はそのまま組んだ方が良さそう。
色を塗ればそれらしくなるよ。
完成じゃ、けっこカッコイイな。
出典:ウィキペディア アベンジャー雷撃機
実機が翼をたたむ姿、日本機みたいに翼先だけ折るのと大違い。
アベンジャー以降、ヘルキャットもこの様式を採用した。
今回はバミューダトライアングルに登場したアベンジャー雷撃機でした。
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