空母ヨークタウン
ミッドウェー海戦
今回は第二次世界大戦中のアメリカ空母ヨークタウンのプラモデルの紹介じゃが。
ヨークタウンの最後に関係があるミッドウェー海戦を調べました。
1942年(昭和17年)5月27日(海軍記念日)、南雲忠一海軍中将率いる第一航空戦隊(赤城、加賀)、第二航空戦隊(飛龍、蒼龍(そうりゅう))を中心とする第一航空艦隊(通称、南雲機動艦隊)が広島湾柱島から出撃した、今で言う空母打撃群じゃな。
出典:ウィキペディア 空母赤城
連合艦隊が誇る主力空母が揃い、勝って当たり前の空気さえあったのじゃ、いつかのサッカー国際試合みたいに土壇場で負けせねば良いが・・大丈夫かのう、悪い予感がする。
ちなみに毎度ながら日本軍の通信はアメリカに筒抜けで待ち伏せされてたらしい、情けないのう、暗号も解読されて筒抜けとは、現代の情報漏えいに通じるとこがあり、日本はいつもそこんとこが緩いんじゃ。
出撃の目的はミッドウェー島を占領し数か月後にアメリカ艦隊が奪回に出てくれば艦隊決戦でせん滅する、又、敵空母がその場で出てくれば、都合が良いので沈めちゃうことにあった・・おいおい自信過剰じゃな、大丈夫か?
出典:ウィキペディア ミッドウェー島攻撃
ミッドウェー島に上陸する日は6月7日と決定されており、南雲機動部隊はそれまでにミッドウェー基地の戦闘力を奪わなければならなかったんじゃ。
6月5日午前1時30分、南雲機動部隊はミッドウェー空襲隊(零式艦上戦闘機36機、九九式艦上爆撃機36機、九七式艦上攻撃機36機、合計108機)を発進させ基地の攻撃したが、まだまだ物足りなかった、それにミッドウェー島から発進したアメリカ軍機も反撃をしていた。
出典:ウィキペディア 空母エンタープライズ
エンタープライズ艦上で発進準備中のTBDデバステーター雷撃機
アメリカ海軍第17任務部隊の指揮官フレッチャー少将は、ミッドウェー基地航空隊の活躍によって南雲機動部隊の位置をほぼ特定することに成功し、攻撃するタイミングをうかがっていた。
アメリカ空母はエンタープライズ、ホーネット、ヨークタウンの3隻、日本は4隻で優位。
出典:ウィキペディア 空母ホーネット
ホーネットはB-25双発爆撃機を乗せて初めて東京を空襲した事で有名、被害は少なかったが日本側のショックは大きくミッドウェー作戦発動の要因になった。
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第1回のミッドウェー島攻撃が不十分なので、日本空母は第二次空襲のため魚雷装着の攻撃機を陸用爆弾に転換中だったが索敵機から「敵空母発見、攻撃機がこちらに向け発艦している」との知らせを受けた。
敵空母をこのまま陸用爆弾で攻撃の案もあったが、先に第一次攻撃隊を収容しないと燃料切れで約100機を失うのでできない、それに零戦は直掩で上げているので攻撃隊に付ける機体が無い、零戦が護衛しないと攻撃隊は打ち落とされる・・こんな理由で待ち時間が有ると思いアメリカ空母攻撃用魚雷への付け替えに再度変更していたんじゃ。
あ~悔しい、モタモタしてる間にアメリカの攻撃機がすぐそこまで来ているのに。
出典:ウィキペディア ドーントレス急降下爆撃機
そこに上空から襲い掛かるアメリカ急降下爆撃機
エンタープライズより発艦したドーントレス急降下爆撃が真上から襲い掛かり、赤城、加賀、蒼龍が被弾する。
零戦隊は低空の攻撃に備えて上空にいなかった、残念。
悪いことに交換中の爆弾や魚雷がゴロゴロ転がっている場所に250Kg爆弾がさく裂したんじゃ。
日本空母のもろい所があらわになる、アメリカの様にダメージコントロールが出来ていないので加賀と蒼龍が一気に沈没し赤城も自沈させるほどの致命傷を受けた。
この攻撃で一挙に3隻が失われ飛龍のみが残ったんじゃ、飛龍は刺し違えても仇をとる覚悟でヨークタウンを攻撃する。
出典:ウィキペディア 飛龍艦載機の攻撃を受ける空母ヨークタウン
F4F直掩隊12機の迎撃により零戦3機、九九艦爆10機が撃墜され、九九艦爆8機のみがヨークタウンを攻撃した。
5機が投下に成功、爆弾3発が命中、1発がボイラー室に火災を発生させ、ヨークタウンは動力を失い航行不能となり、その後の攻撃で沈没した。
出典:ウィキペディア 爆弾4発を受けた空母飛龍
奮戦した飛龍だがヨークタウン、エンタープライズ爆撃隊の爆弾4発を受け行動不能になり友軍駆逐艦の雷撃により処分された。
これにより連合艦隊は主力空母を4隻を失う、ミッドウェー海戦での大敗は敗戦へのターニングポイントになったんじゃ。
アメリカ空母ヨークタウン
レベル製1/480スケールの空母ヨークタウン。
箱の絵がすばらしい、このまま飾りたいくらいじゃ。
手前を飛ぶのはドーントレス急降下爆撃機、構図も良いね。
箱を開けるとプリント模様がある大袋の中に部品が収まっている。
船体と甲板を出すとこんな感じ、アメリカの空母は形状がシンプルで搭載機数も多いんじゃ、艦載機が翼を大きく折りたためるとこもあるけどね。
飛龍の攻撃機が爆弾を落とす時は、こんな感じの急降下だったろう、死んでも良いくらいの根性が無いとできません。
部品はジャンク状態でランナーから外れているものも多いので並べてみると。
航空母艦は構造が分かり難くて組み立て説明書と見比べないとよくわかりません。
甲板上は航空機と艦橋だけなので、側面の構造物らしきものが多い。
対空砲火も並んでるね、この頃は零戦がまだ強かったのでアメリカも苦労したと思う。
これは良く分かる、脱出用ボートと艦載機
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組立説明書は一枚を折りたたんでいる。
合理化と言えばそんな感じ、モーターライズじゃないしあっさりと書いてある。
飾り台も付いてる、イカリの飾りも付いて感じが良かった。
甲板の下の構造物が複雑じゃ。
生産効率が良さそうな構造をしてる。
スクリューは4本付く、船体の大きさに比べて小さい。
艦橋だね、事務所みたいにシンプルな構造じゃ。
甲板の裏側にも部品を付けて・・
完成じゃ、日本の空母と並べてみたい、今回は箱絵がすばらしいレベル製の空母ヨークタウンでした。
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