ジムニーでもジープでもないこの4輪駆動車知ってる?

雪が降る地域の車事情

ひろしは広島県北部に住んでいますが、冬は雪が積もります。

子供の頃の写真を見ると、雪が1mくらい積もったり屋根から長い氷柱が下がったりしてるんだよね。

しかし近年は温暖化の影響なのか昔ほど積雪をしなくなった。年によってはほとんど雪が降らない事もあるんじゃ。

そんな地域なので車には冬場に鉄のピンを打ち込んだスパイクタイヤを履かせていたが、道路が荒れるし削って出る粉塵が問題になり、ずいぶん昔から冬場でも固くならないゴム質で雪を噛むスタッドレスタイヤを履かせています。

一番安心できるのは4WD(4輪駆動)の車を買う事なんだが、ひろしの親も昔にパジェロミニを買い、まだ乗ってるんじゃ。

そんなわけで今回は4輪駆動車の話です。

日本の本格的4輪駆動車たち

日本にも昔から本格的な4輪駆動車があり、その後セダンや軽自動車まで増えてる。

日本で4駆を広めたのは三菱ジープじゃろう。

アメリカの本家を三菱で作るようにしたんじゃ。

出典:ウィキペディア 三菱ジープ 1955年式 CJ3B-J11

太平洋戦争終了時に警察予備隊(現・陸上自衛隊)はアメリカ製の武器を使っていた。

元は軍用車両として1953年からアメリカ、ウイリス社のジープ三菱ノックダウン生産するようなり、これが予備隊の入札で日産、トヨタに勝った後に民間にも広まった。

その後、三菱は1982年にパジェロを販売し大ヒットしたんじゃ。

出典:ウィキペディア 日産サファリ Y62型 ニスモ仕様

日産自動車は1951年、警察予備隊の入札で三菱ジープに敗れ、民需に向けた車両を日産パトロールとして販売した。

その後、日産サファリになってトヨタのランドクルーザー(ランクル)と競っていたが、近年の6代目Y62型は国内より中東市場の大金持ち相手に大人気じゃ。

日産サファリは「西部警察」で放水特装車として出演してたね。

出典:ウィキペディア ランドクルーザー 北米向けFJ45LV(I)

トヨタ自動車は警察予備隊への納入を狙い、トヨタ・ジープBJ型として開発し1951年(昭和26年)に試作車が完成したが三菱ジープに敗れた。

その後、1954年(昭和29年)ランドクルーザーと改名され現在に至る。

名前の由来はジープ以外のクロスカントリー車として有名な英国ローバー社の「ランドローバー」に対抗し、ROVER(海賊、海賊船)を駆逐するという意味のクルーザー「巡洋艦」と命名したんじゃ。

出典:ウィキペディア ランドクルーザー 200系

モデルチェンジを繰り返し2007年に200系を発売。これまでのランドクルーザーの走破性はそのままにさらに豪華な内外装が与えられ、国内価格も400万円を大きく上回る。

世界中で高い評価を得て大人気のブランドになったんじゃ。

近年の4輪駆動車は荒れ地を走るだけではなく、都会のファッションとして受け入れられるデザインが増えている。

出典:ウィキペディア スズキ ジムニー

軽自動車の4WDを見てみよう。

なんといっても1970年(昭和45年)から販売しているスズキ・ジムニーが有名じゃ。

人気の秘密は低級振動や重量増などの弱点があっても強度と耐久性を重視したはしご型フレーム(ラダーフレーム)を使い続け、サスペンションも前後とも固定軸を用いている本格的な4WDで大型車に負けないパフォーマンスを持っている、この点で世界中にファンが多い。

最近は原点復帰と思えるシャープなデザインに戻り、生産が追い付かない人気を持っているんじゃ。

ひろしが高校生の頃のジムニーは360ccの2サイクルエンジンでボロンボロンっていう音と青白い排ガスを出して走ってた、馬力が無いので80Km/hくらいしか出ないと聞いたが、立派になったもんじゃ。

こんな4輪駆動車を知ってますか?

さて日本の4輪駆動車の話をいくつかしましたが、今回はカタログも紹介しましょう。

ひろしの秘密基地には昭和50年頃以降の自動車カタログが沢山あるので発掘していたらこんなのがあった。

ジムニーみたいじゃがブリザードという名前じゃ。

アップすると う~ん、ジープをおしゃれにした感じがする。

これの正体はトヨタ・ブリザードという4WDじゃ。

ブリザードダイハツ工業が製造、トヨタ自動車が販売していたクロスカントリータイプ。

もともとダイハツにタフトという4駆がありましてね・・

タフトって最近ダイハツが販売して好調の軽自動車じゃなくて

それをトヨタに提供(OEM)したのがブリザードなわけじゃ。

出典:ダイハツ 2020年LA900S/LA910S型  タフト(2代目) 軽自動車

昔の名前で出ています♪って感じでタフトと名付けました。

こちらのタフトじゃなくて・・

出典:ウィキペディア ダイハツ・タフト(初代)

F10/20/50/60型 1974年-1984年

ダイハツ・タフト(初代) F10/20/50/60型 1974年-1984年

これをトヨタに提供した。

ボディは、タフト同様ショートボディーのみで、幌タイプ、バン、レジントップ(FRPトップ)の3タイプが用意されていたんじゃ。屋根の白いところがレジントップね。

乗車定員 4人

今はあまり見かけなくなったがFRPトップにサンルーフもありました。

鉄ホイールだけど白いのは目だってカッコ良かった。

荷物を積み込んで趣味を楽しむのも最高、夢が見れるって車の大きな魅力。

FRPは幌みたいにバサバサ言わなくて快適。

4WDって鳥取砂丘みたいなところを走るのがお約束だけど、素人には難い。

初代販売期間:1980年4月~1984年5月 エンジン:L型2.2L 直4ディーゼル 72馬力

ミッション:4速MT/5速MT 販売登録台数:4,909台

エンジンは2.2Lのトヨタ製のL型 直列4気筒SOHC渦流室式ディーゼルに変更されている。

ガソリン車はダイハツのみで区別していた。

ここからは4駆マニアが喜びそうな解説じゃ。

ひろしは詳しくないのだが、タフトやブリザードが本格的な4駆なのは感じた。

サスペンションが板バネです。これって古い形式だけど丈夫で整備が簡単ってメリット有り。

この辺りは難しい、乗り比べた事無いし。

耐久性が高いリアアクスルなんだ。

フリーホイールハブって昔によく聞いたな。

これも古典的なハシゴ型フレームを持っている。ジムニーは現在も、昔のクラウンはこれだった。

モノコックはボディーに強度を持たせてエンジンや足廻りを付けてるが、フレームにエンジンと足廻りを付けてるから、ボディーを載せ替えできるんでカスタムカーの素材に使ってるね。

ブレーキが強力でないと怖くて坂道を下れません。

その他、ロールバーなどの安全装備も充実してます。

登反力が凄いのはわかるけど、プロドライバーでないと怖くてできません。

LSDってあるよね、4駆はコーナリングに癖があるから。

装備と幌の折り畳み解説。

オプションで電動ウインチまであるのね、ジープなみ。

クーラーが付いてて良かった、旧車って無いのが多いから。

幌の脱着って面倒なんよね。

オープンカーでも電動式のありがたさが分かります。

こりゃ大変そう、高速道路で急に雨が降ったら悲惨だね。

メーターはスパルタンでカッコイイ。

ナビやCDなんてありません、AMラジオを楽しみましょう。

派手な座席だな、やる気マンマンな人にピッタリ。

どんな場所でも似合うステキな4駆じゃけど、パーティーにスーツで乗り付けるのはキツイかな。

おしゃれな街かどは似合いそう。

グレード一覧だじょ。

屋根が硬質なグレード、色が良いね、変にメタリックより爽やか。

こんなので遊ぶ青春も体験したい。

幌は夏にオープンってイメージするけど直射日光が強くてダウンします。

6人乗りもあるね。

こちらはシックな配色だね、飽きがこない。

黄色が好きだな、元気が出る。

オートマはありません、ハンドルが大きくてワイルド。

ビスタ営業所が増えたのでダイハツからもらったらしいね。

今回は日本の4輪駆動車とダイハツ生まれのトヨタ・ブリザードの話でした。

パジェロミニの話はこちらでどうぞ

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