チーフテン、イギリス戦車はここまで変身した!

戦車の始めはどんなのかな

戦車のプラモデルを沢山作ってきたけど、初めの戦車はどんな形をしていたんだろう。

戦車とは、戦闘状態において敵の戦線を突破する事などを目的とする装甲戦闘車両じゃ。

出典:ウィキペディア 自衛隊の74式戦車と10式戦車

戦車と言って思い出すのは長い大砲を持ってる事だね、一般に攻撃力として敵戦車を破壊できる強力な火砲を搭載した旋回砲塔を装備し、防御力として大口径火砲をもってしても容易に破壊されない装甲を備えに履帯(りたい、キャタピラは商品名)による高い不整地走破能力を持っている。

世界最初の戦車はドイツではなくてイギリスなんじゃ。秘密にするために水タンクの意味を持ったタンクと呼ばれた、これは今でもよく使われる。

第一次世界大戦の1916年9月、イギリスはソンムの戦いでマークⅠという戦車を初めて投入した、この戦いでイギリス軍は49両戦車を用意し、稼働できたのは18両、そのうち実際に戦闘に参加できたのは5両だけで結局、膠着状態を打破するには至らなかったが、1917年11月カンブレーの戦いで300両を投入している。

塹壕に潜むドイツ兵は「タンク見ゆ!」とパニックに陥ったらしい、機関銃を受けても平然と迫って来る戦車は怪獣並みの恐怖だった。

出典:ウィキペディア イギリス、マークⅠ戦車

マークⅠ戦車を見ると理科の授業で出てきたミドリムシを思い出してしまう(笑)。

古典的なひし形の姿は現代の戦車と全く似ていないね、これよりも第一次大戦中に登場したフランスのルノー FT-17という軽戦車が回転式の砲塔を持った基本形と言われる。

出典:ウィキペディア フランス ルノー FT-17軽戦車

現代のイギリス戦車はどうなった?

世界初の戦車を送り出したイギリスじゃが、現代も世界トップクラスの戦車を生み出している、その中で第二次世界大戦後の第二次世代と言われるチーフテン戦車の紹介です。

出典:ウィキペディア チーフテン戦車

チーフテンは、主力戦車のセンチュリオンとその支援用重戦車コンカラーの両車を統合するという目的で開発が始まった。1963年5月から生産型の量産が開始され1970年初めまでに900両近くが完成した。

ちなみにチーフテンとは酋長や族長の意味が有る。

出典:ウィキペディア センチュリオン

センチュリオンは第二次世界大戦後のイギリス主力戦車、ドイツ軍との戦闘の教訓から巡航戦車と歩兵戦車それぞれの長所を兼ね備えた強力な新型戦車として開発された。

タイガー戦車を撃破出来る17ポンド砲(後に20ポンド搭載)、その後105mmライフル砲を装備しチーフテン登場まで20年間、主力戦車の重責を果たした。

出典:ウィキペディア コンカラー重戦車

コンカラー重戦車はセンチュリオン戦車と並行して開発され、ドイツのタイガーⅡ重戦車に対抗する内容だったが、開発が大幅に遅れ、完成は戦後の1948年で火力もセンチュリオンと同程度だったので開発中止となった。

タミヤのチーフテン戦車

戦車のプラモデルをメーカー各社はシリーズ化して販売していたけど、イギリスと言えばチーフテンだった。

これがタミヤ1/35スケールのチーフテンMK-5戦車じゃ。

ひろしは戦車のプラモデルと言えばドイツ戦車ばかり作っていたが、行きつけの店にドイツ戦車が無くてチーフテンを買った事がある。

近代の戦車なのでやけに大きくてスマートな印象があった。

開けるとやや箱が小さめかな。

蓋は貼り箱だった、意外と古いモデルなんじゃ。

エンジンは レイランドL60Mk.8A 2ストローク水平対向6気筒液冷ディーゼル(750ps)を搭載する。

全長:10.8m

全幅:3.5m

全高:2.89m

全備重量:55t

最大速度:48Km/h

装甲厚:最大150mm

チーフテンの長所は強力な主砲で55口径120mmライフル砲L11A5を装備する。

仮に砲塔を乗せてみた、ユニークな形状をしているのが分かる。

上に有るのが120mmライフル砲。

第二次大戦でドイツ戦車にひどい目に合ったので教訓があちこちに生かされている。

乗員は4名。

センチュリオンもチーフテンも長いスカートが付いてたね。

出典:田宮模型 チーフテン

モーターライズがあった昔のチーフテンの箱絵はこれだった、迫力がハンパ無いね。

工具箱?が多い。

サスペンションはセンチュリオンと同じホルストマン方式のものを採用しており、整備性と実用性を重視していた。

キャタピラと接着剤、キャタピラに接着剤は使いません。

詳しく歴史が書いてある、読むのも楽しい。

転輪の組立、メンテナンスがしやすそう。

転輪を車体に取り付ける、ドイツの複合車輪よりずっと簡単じゃ。

リアパネルの組立、生産効率が良さそうな構成。

昔はモーターライズで動いたので楽しかったけど、残念。

上部部品の取り付け。

主砲を砲塔に取り付けて。

砲塔に小物部品の取り付け。

出典:アオシマ文化教材社 タイガーキャプテン

この砲塔はアオシマ自前のSFメカ、タイガーキャプテンに似ているんじゃが、カッコ良いので参考にしたのじゃろうか? 車体の前はキャプテンスカーレットの追跡戦闘車に似ているしなあ。

スカートを付けると出来上がりじゃ、第二次世界大戦のイギリス戦車よりずいぶん立派。

完成写真、強そうじゃ。

迷彩はここを参考にどうぞ。

今回は第二次世界大戦のイギリス戦車より見違えるように立派なチーフテンでした。

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