アトレー4WD 軽自動車って国宝にして良いんじゃない?

アトレー4WD 軽自動車って国宝にして良いんじゃない?

軽自動車って何?

毎日、目の前を軽自動車が走らない日は無いくらい普通の存在だけど、そもそも軽自動車って何なのか調べると・・

1949年7月 『運輸省令第36号「車両規則」第3条第2項』が改定され、「自動車を分けて軽自動車、小型自動車、普通自動車及び特殊自動車の四種とする。という文面で「軽自動車」というものが生まれた。但し長さ2.80m、幅1.00m、高さ2.00m、4サイクル車は150cc以下、2サイクル車は100cc以下という枠決めが有ったが、現実にこんなクルマは無く1950年に規格改定が有り4サイクル車は300cc以下、2サイクル車は200cc以下、長さ3.00m、幅1.30m、高さ2.00mになった。

出典:ウィキペディア 住江製作所・フライングフェザー

そんな軽自動車の創世記には現在の自動車メーカーと比べものにならない小メーカーが沢山有り「フライングフェザー」みたいに安価で乗れるブリキ細工のような車が生まれては消えて行ったんじゃ、地球の歴史で言えば原始時代じゃな。

1954年10月に軽自動車は排気量が360ccに決まり大手のメーカーが参入してくる。

出典:ウィキペディア スバル360

1958年(昭和33年)にスバル360が発売されて爆発的に売れた。

4人が乗れて高速道路だって走れる高性能な軽自動車の登場じゃ。

出典:ウィキペディア ホンダライフ360

360ccの決定版と言えるホンダライフ、しかし360ccでは騒音や走行性能に限界があった。

出典:ウィキペディア 1979年スズキアルト550cc

1976年には昭和51年排出ガス規制が軽乗用車を対象に成立し2サイクルの車種は消えていったが各メーカーの血がにじむような努力で進化するんじゃ。

1976年1月、排ガス規制などの影響を受けて改訂されることになり規格改定、長さ3.20m、幅1.40m(高さ2.00m) 550ccになり、ずいぶん余裕が生まれた。360ccの時代は、その小ささや騒音、非力から我慢して乗る乗り物だったが550ccになると飛躍的な進歩を遂げる。近距離なら普通車でなくても問題ないレベルに進歩したんじゃ。

更に現在の軽自動車の規格は道路運送車両法施行規則で定められており(1998年10月に規格改定)以下となっている。

全長 3,400mm(3.40m)以下

全幅 1,480mm(1.48m)以下

全高 2,000mm(2.00m)以下

排気量660cc以下

定員 4名以下

貨物積載量 350kg以下

驚異の軽自動車

こんな小排気量なのに静粛性、走行性能は満足できるレベルになり4輪駆動やスポーツタイプも存在する、軽自動車だと侮れないスポーツ車種をいくつか挙げると・・

1991年5月 ホンダ・ビートを発売。

出典:ウィキペディア ホンダビート

初代ビートは1991年~1998年販売されたホンダのミッドシップ、オープン2シーター 660cc 64Ps 5速MT、生産台数3万3892台、現在販売中のS660の原形にあたる。

軽自動車としては初めての四輪ディスクブレーキ、SRSエアバック、サイドインパクトビーム、前13インチ・後14インチの前後異型タイヤが装備された。後輪ブレーキディスクは当時のプレリュードのものが流用された。

マツダ・オートザム AZ-1

出典:マツダ・オートザム AZ-1

マツダ・オートザムAZ-1 1992年10月~1995年12月の販売されたガルウイングドアを持つ2シーターミッドシップクーペ 660cc直3DOHCターボ 64PS 5速MT、スズキでもキャラのネーミングで販売された。

外装にFRP(シートモールディングコンパウンド)を多用した軽量ボディで構成され、ボディは外装を簡単に取り外せるスケルトンモノコックという特殊なフレームを採用して剛性を高めている。

エンジンはスズキのアルトワークスと共通で走行性能は本格的スポーツカーそのもの、生産台数は4,392台と少なく現在もプレミアム価格が付いているんじゃ。

スズキ・カプチーノ

出典:ウィキペディア スズキ・カプチーノ

1991年10月~1998年10月 FRオープン2シーター 直3DOHCターボ 64PS

5速MT/3速AT 生産台数2万6,583台

アルトワークス用に開発されF6A型DOHC3気筒12バルブターボ(インタークーラー付き)を縦置きし、軽自動車自主規制値いっぱいの64PSを発生しルーフは3ピース構成で取り外せばトランクに収納できるためフルオープン、タルガトップ、Tトップの3つの形態を選択できる。

初期モデルは英国でも発売された。

世界で認められた軽自動車の高性能

英国の歴史あるスポーツカーブランド、ケータハムの日本輸入元はピーシーアイだが、そのテクニカルセンターがスズキ・カプチーノのパワートレーンを積んだ試作モデル案をケータハムカーズに提案したところ・・・

その案は実現し最新型ジムニーのエンジン、軽ワンボックス、エブリイのトランスミッションとプロペラシャフトとデフハウジングが、新品でケータハムに供給されることになりセブン160として販売されている。

出典:   セブン160

軽自動車の凄さをアトレーのカタログで感じよう

軽自動車の凄いのをいくつか紹介したけど、4輪駆動でもそれは発揮されている。

ダイハツ、アトレーって知ってるかな、初代は1981年の発売になるダイハツの軽ワゴン車じゃ。これの古いカタログが有るので驚きの4駆メカを見ましょう。

出典:ウィキペディア 初代ダイハツアトレー

もともとダイハツ・ハイゼットの乗用版として1981年に誕生し後に独立した車種となっているが、現在まで車体(ホワイトボディー)はハイゼットとほぼ共通なんじゃ。

初代1981年~1986年

5ドア バンロールーフ/ハイルーフ 乗車定員4名

エンジン:AB20型 0.55L 直2/AB55型 0.55L 直2 ターボ

駆動方式:FR/パートタイム4WD

変速機:4MT/5MT/3AT

車両重量:675Kg~810Kg

天にも昇りそうな角度で4WDをアピールした表紙。

アトレー4WD登場を赤字でしっかり書いてます。

裏から見たイラストで4WDメカを赤色で識別し解説を満載じゃ。

エンジンはセンターでシャフトを前後に伸ばして4輪を駆動してる。

2駆も4駆も低速も選べます、どんな悪路も走れるよ。

ノンスリップデフはオプション、片輪が空転しても反対の車輪で駆動するメカじゃ。

アンダーガードも装備して下周りを傷めない。

4駆はオフロード、雪道、そして雨の日にも強い。

雨の国道も安心して走れます。

2駆ではスリップしそうな急坂も4駆で駆け上がる。

雪道の走行もお任せ、安心して走れるよ。

急ブレーキでも4駆なら制動力が4輪にかかって早く止まれる。

横風でも高い方向安定性を発揮。

高速コーナリングで道を外れる事も無いんじゃ。

砂浜だって走れます(後でしっかり洗車しないと錆びるけどね)

人が先にギブアップしそうな急坂も走れる。

地上高が高く凸凹にも強い。

家族や仲間でアウトドアを満喫しよう。

サンルーフだって選べる、ひろしもほしい。

後ろにホンダモンキーを積んで遊びに行きたいな。

2名なら車中泊もいけそう、楽しそうだね。

リアハッチが上に開くので雨の日も濡れない。

外で食べるご飯の美味しい事と言ったら。

スペースをフルに使って楽しもうよ。

イタリアの田舎の家族みたいに小さな車で愉快に遊びたいな。

リクライニングもできるんじゃ、軽自動車で不自由はありません。

便利なポケットも多い、ベンチレーターもよく効きます。

この頃はエアコンが無いみたいじゃ、おしい。

軽自動車って無駄なスペースが無いよね。

リアワイパー、リアデフォッガー装備、デラックスやな。

エンジンも550になって余裕ができた。

軽い力で強力な制動力のブレーキブースターを標準装備。

ビジネスにも大活躍のタフな構造。

ブレーキパイプは前後独立配管で安心じゃ。

どれを選ぼうかな、迷うのも楽しい。

豪華な装備のLタイプ。

エコノミーなEタイプ。

ハイルーフも選べる、天井が高いと気持ちいいね。

シンプルで飽きのこないデザイン、今見ると外車っぽい。

オプションも豊富、オーバーヘッドラックがほしい。

ストライプで個性を演出じゃ。

出典:ダイハツ アトレー

アトレーの最新型の画像でそろそろおしまいじゃ、ずいぶんカッコ良くなったな~

外国人も軽自動が欲しいらしい、軽トラだって大人気。

規制の中で頑張ったからこんな凄い車が出来たんじゃ。

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