小学館「理科の図鑑」昭和44年

理科好き少年だった昭和40年代

昭和40年代と言えば、ひろしは小学生だった、小学校の校舎は木造の二階建てで生徒数もたくさんいた、今でも校歌を歌えるんじゃ。

思い出は沢山あるが、世の中は分からない事だらけで未知の世界を覗く期待に満ち溢れてた。

勉強は好きではなかったが理科は興味深々だったね、田舎なので自然そのものが教材だった。

今回はそんな時代を思い出させてくれる図鑑の紹介じゃ、ところどころに風景写真も入れてみた。

これは小学館の図鑑シリーズの一つ「理科の図鑑」。

それでは楽しい理科の授業を始めます。

小学館という雑誌社の名前も懐かしい、たしか少年サンデーも発行した会社。

学習図鑑シリーズの12番目の発行じゃ、最初の写真はセミの脱皮で成長する小学生をイメージしたのかも。

読者のみなさんへ・・雑誌を作った先生方から科学のすばらしさについてメッセージがある、この頃の少年少女はこの本に目を輝かせて成長したはず。

四季がすばらしい日本

まずは四季の生物から学ぼう。絵が綺麗で好きなんじゃ。

風景は田舎が続く、街で四季は感じないからね。

春はあぜ道に雑草が芽を出し、長かった冬が過ぎたのを喜ぶ。桜が咲き誇りツバメが渡って来た。太陽の高さで四季の変化が出来ている。

夏が来た、アサガオ、ヒマワリ、カブトムシとセミ、みんな懐かしい。

汗だくで水量が減ったため池で遊んだ思い出がある。

秋の紅葉が綺麗で寂しい、日本の四季は素晴らしいな。

厳しい冬でも命は生きている、自然の逞しさを感じるね。

太陽の高さが低く移動する冬は光量が少なくて寒くなるんじゃ。

綺麗な植物や小さな生き物たち

野山に花があふれてる、その仲間分けが面白い。

意外な物が同じ仲間だったりする。

黄色が鮮やかなアブラナの仲間、ダイコンも入っている。

豆の仲間、フジも豆類とは意外じゃ。

ツツジの仲間、校舎や家の周りはツツジが咲き誇っていた。

キクの仲間、タンポポやヒマワリもあるのか、勉強になるな。

花に集まる昆虫が沢山いる、花粉を運び受精するから実や種が出来るんじゃ。

我が家の藤の花にクマ蜂が飛んで来る、足に黄色い花粉を沢山付けてるんじゃ。

蝶もミツに誘われて集まった。

雄花と雌花の解説、そういえば昔はよく聞いた言葉。

シダとコケ、プランクトン

今度は色合いが地味な物が現れた、神社の裏山とか湿気が多い場所が好きなんじゃ。

ゼンマイは食べられる、雄と雌があるんじゃ。恐竜時代の生き残りかもね。

藻とプランクトン、小さな魚の餌になっている。顕微鏡の世界じゃ。

山歩きで見つけたキノコ達、今は山の手入れをしないので人が入れる場所は少なくなった。

昔は親父がキノコを沢山採って帰ったが、今は懐かしい思い出になったなあ。

シイタケの栽培がある、日の射さない暗い所にほだ木が並べてあった。

カビの育ち方、シャーレに寒天を入れて台所の中に置いたら、びっしりカビが生えていたのを思い出した。

昆虫のいろいろ

どこにも昆虫がいたね、苦手な人もいるけど図鑑で見ると楽しい。

アゲハ蝶の大きな幼虫が木にたかっていたのを思い出す、緑色で人差し指くらいの大きさだった。

オニヤンマの脱皮を見たことがある、幼虫は地下で7年も過ごすとか。

昆虫の一生、図鑑でないとみられない様子に驚く。

モンシロチョウのいも虫が沢山キャベツにたかってた。

仮面ライダーのように変化する昆虫たち。

海や小川の植物

昔は池や川で泳いでいたから植物も良く知ってる。

海辺の動物

ひろしは山育ちなので海は大好きだった、工場の砂山を掘ったら貝や大きなカシパンというものが出て来て嬉しかったのを覚えてる。

磯部って宝石箱みたいや、この絵に感動したね。

今も海が好きで特に山陰へはオートバイで出かけるんじゃ。

魚の養殖を学ぼう、最近は近畿大学がマグロの養殖に成功してる。

魚の一生、ウナギは海まで行くらしい。

木の形と育ち方

木材の学習じゃ、年輪って知ってるよね。

木と生物は共存してるんじゃ、害虫に見えてもみんな役割があるんだね。

フクロウは夜行性でノネズミが大好物。

他の木に寄生して生きているのもある。

森林の利用と保護

森の広葉樹林の落ち葉から養分が川に流れ、海の生物の栄養になっているらしい。

藁ぶき屋根の家を見かけなくなった、職人さんも少なくなったね。

古い図鑑のレトロな絵が好きなんよね。

昔はヘリコプターで水田に農薬をまいていたが、一帯に飛んで害が出るのでやらなくなった。

ラジコンヘリやドローンは使ってるね。

植物のからだのつくり

植物の構造を拡大している顕微鏡でみるとよくわかる。

落書きがあって恥ずかしい、幼稚だったんだな。

芋類はわりと育てやすいんじゃ。

季節の鳥

鳥にもずいぶん種類があるな、

ツバメが毎年帰ってきて卵を産んでいた、小さな体で海を越え外国まで飛ぶとは凄いもんじゃ。

冬の渡り鳥、カモは川や池で見かける、雄の方が綺麗な色をしている。

ツバメは夏の渡り鳥の代表じゃ。

一生、日本国内に留まる鳥も多い。

生物の冬ごし

冬はみんな土にもぐって冬眠じゃ、健気だな。

変温動物の爬虫類は体温が下がって動けなくなる。

人体を勉強しよう

ここからは、人体の構造が並ぶ、自分の体なのに知らない事だらけ。

よく噛んで食べないと消化しきれない、いろんな機械の構造に似ている。

血液の循環、良く出来てる人体の不思議。

脳は酸素が切れると短時間で壊れる、精密機械じゃな。

体の構造を手本にカメラなど作られたんじゃな。

これは気持ち悪い、下水道が無いと寄生虫が入り易かった。

気温・地温。水温

気温や水温の学習じゃ、温度計を持って集合。

天気予報でもおなじみ、風力を楽しい絵で紹介している。

この絵もいいな、心が安らぐよ。

地層、岩石

地球の構造の学習、長い年月で変わってる。

ずいぶん昔の時代、ジュラシックパークやね。

電力を力に

理科のすそ野は広い、電気について説明じゃ。

そろそろおしまいになった、勉強になったね、

初版は昭和33年ってひろしが生まれた年やんか。

すべての図鑑を集めたい、何種類かは持っているけどね。

今回は理科の図鑑を沢山の写真で紹介しました。

懐かしい時代に戻れたかな?

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