ミグ15 ソ連ジェット戦闘機 あのニクイ奴をやっつけた
ソ連が急いだジェット戦闘機、ミグ15
ロシアはアメリカ、ヨーロッパ諸国と並ぶジェット戦闘機の開発国じゃが、もともとは旧ドイツ空軍が開発したジェット戦闘機の技術を戦後に持ち帰り大きく進展した。
出典:WarThunder Wiki Me-262
世界初の実用ジェット戦闘機メッサーシュミットMe-262
ドイツのジェット戦闘機開発は開戦前の1938年から始まっていたが、実用化は終戦直前となり敗色濃い戦局をひっくり返す事は出来なかったんじゃ。
ドイツの先進的な航空技術やデータ、開発技術者はアメリカ、ソ連(ロシア)とも喉から手が出るほど欲しいもので、それらを入手して新しい航空機の開発を進めた。
ドイツの先進技術は凄かったんじゃ、それを応用した兵器の多い事。
出典:ウィキペディア ミグ15
戦後ソビエト連邦のミグ設計局はMiG-15(ミグ15)の開発を急ピッチで進め1947年には初飛行に成功しすぐに大量生産が開始されたが、急いだために欠陥を持っていた。
例えば高高度飛行や高速飛行中に突然スピンに陥るという重大な物もあるが、アメリカに対抗するため応急処置のみ(マッハ0.92を超えない仕様)で15,000機以上が生産され、ソ連の友好国に供与されたんじゃ。
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全長10.04m、全幅10.08m、全高3.7m
エンジン:RD-45F遠心圧縮式ターボジェットエンジン(ロールス・ロイス ニーン2のコピー)、1949年からクリモフVK-1に換装し機体各部の大幅な改修も行った。
最大速度:895km/高度5,000m
武装:37mm機関砲×1、23mm機関砲×2
世界初のジェット機空中戦
当初、北朝鮮軍にはジェット機を保有する本格的な航空兵力は無かったため、制空権は完全に国連軍のものとなっていたが1950年10月、中国義勇軍が参戦しソ連が中国に供与したMiG-15が飛来し始めた。
出典:ウィキペディア ミグ15
日本本土を焦土と化したB-29だがMiG-15の強力な37mm機関砲によって多数が撃墜されたんじゃ、ミグ15恐るべし。
出典:ウィキペディア
アメリカ空軍は最新鋭のF-86Aセイバーを投入し制空権の回復に努めた、ミグ15対F-86セイバーはジェット機で世界初の空中戦を繰り広げたが、MiG-15に対するF-86の撃墜率は優勢だった。
セイバー優位の要因
①セイバーはレーダー照準器によって12.7 mm機銃6門から濃密な弾幕をMiG-15の周囲にまき散らせた。
②アメリカ軍の優秀なレーダー管制はミグ15の上空にセイバーを誘導でき、作戦も優れていた。
③F-86は涙滴型のキャノピーにより360度の視界が良くミグ15を早く発見・対応することが可能だった。
出典:ウィキペディア 朝鮮戦争のF-86セイバー
朝鮮戦争に展開するF-86セイバーはミグ15を圧倒した。
ミグ15のプラモデル
エアーフィックス製1/72スケールのミグ15じゃ。
ミグ15のプラモデルは各社から発売される人気機種。
小さな箱に可愛い機体が収まってる。
タルみたいな形でセイバーの洗練されたスタイルには負けるが、大量生産を考えた結果じゃ。
裏返すとキャノピーが有る、スタイルの特徴である後退翼はドイツ空軍からのデータで完成された。
垂直尾翼が大きく金魚みたいで不細工だと思っていたが、最近見るとレトロで良い味出てる。
デカールの赤い星が無骨なスタイルに似合います。
組立説明書はあっさりと書いてある。
なんか魚が口を開けてる様に見えて実物は不気味(笑)
可愛いスタイルだがB29を駆逐した実力者。
翼の先端が後方に流れてるのが後退翼、音速に近いと有効になる。
ソ連機の脚は頑丈に出来てたそうな、滑走路の出来がイマイチだったのか。
今回は朝鮮戦争でF-86セイバーのライバルだったミグ15でした。
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