Kfz.7 8tハーフトラック
トラック登場
今回は縁の下の力持ちのトラックの登場じゃ。
出典:東映 トラック野郎
トラックと言っても昔に映画であった、「トラック野郎」の事ではありません。
しかし、あれはおもしろかったねえ。
出典:東映 トラック野郎
こんな水着の女の子が出てくるような楽しいトラックなら平和じゃな。
戦争で使われたハーフトラック
今回、登場するのは第二次世界大戦でドイツが使った8tハーフトラックじゃ。
トラックと言っても後ろはキャタピラで戦車みたいになってる、半分トラックだから
ハーフトラックと言う。
トラック野郎とはえらい違いがある(笑)
こんなトラックで何を運んだのかと言えが、兵隊や物資を積んだり、兵器を牽引していた。
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箱の側面にある完成写真じゃが、何かを牽引しとるのう、決してキャンピングカーじゃなくて大砲じゃ。
泣く子も黙る88mm砲を運んでる、これは高射砲を転用した高性能な対戦車砲で連合軍を悩ませたんじゃ。
後にタイガー戦車などの主砲にも使われた。
8tハーフトラックは最大で12人の兵員を乗せることができ、8.8 cm FlaK 18/36/37や15cm sFH 18などの重火砲の牽引に用いられ後部には弾薬を搭載することができた。
複合車輪について
ドイツのキャタピラを履く車両は車輪の配置が変わっている、これを複合車輪と言うんじゃ。
ドイツ以外の国の車輪は上のソ連KV-1戦車みたい車輪が重なっていないが・・
ドイツの車両は車輪が重なっている。
これのメリットは車輪を重ねる事によって数が増えて1輪当たりが支える重量を減らしサスペンションの負担も減らせるのと不整地での走行がスムーズになるという事。
デメリットは整備で車輪を外す時に手間がかかるし生産効率も悪いドイツは技術面で凝り性だったから手間が掛かっても採用したんじゃろう。
現代は足廻りの部品(ベアリング、ダンパーなど)の性能が良くなり複合車輪は無くなった。
バンダイ1/48スケール 8tハーフトラック
これはバンダイ製の8tハーフトラック、1/48スケール プラモデル。
タミヤの1/35シリーズを意識した製品構成で一回り小さかった。俗に「ヨンパチ」と呼ばれる、バンダイのマークがバンザイマークの古い製品、近年はタミヤも1/48シリーズを展開してるのが面白いところ。
部品がぎっしり入ってる、当時のバンダイミリタリーは内部構造まで再現しようと頑張ってた、部品点数も多くなる。
シャーシの部品だね、現代の乗用車はモノコック構造なのでボディ自体で車体強度も持たせて軽く作ってるが、昔の自動車や、重量物を運ぶ車両は、はしご型のフレームをボディの下に持っている。
箱の解説が分かりやすい。
前輪まわり、タイヤもでかいね、ハンドルが重そうだな。
開封されてる転輪、これが複合車輪になってる。上は樹脂キャタピラ。
車体だけど1/48スケールなので小さい、ドアは無くてクサリをドア代わりにしてたのかな。
兵隊も多数付属する、ずらりと並びます。
アフリカ戦線の軍服、色はダークイエローだね。
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ドイツは機械化を早くから進めて電撃戦を展開し、隣国に攻め込んで行った。
シャーシの構造が良く分かる、戦車とはだいぶ違うね。
複合車輪がわかり易い、これじゃあ生産効率が悪いのも分かる。
座席を取り付ける、走行音はうるさかったろうなあ。
キャタピラを付けて出来上がり、情景場面を作る時に戦車だけでなく支援車両を並べると臨場感がアップする。
仲間と乗って遠足が楽しいかもね、平和な時代に感謝。
今回はトラック野郎とドイツ8tハーフトラックでした。
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