五式戦・日本陸軍戦闘機 地味だけど美人だったあの娘みたいな・・

五式戦・日本陸軍戦闘機

飛燕から生まれたダークホース

アメリカのP51ムスタングと言ったら太平洋戦争後半に現れその高性能で日本機が太刀打ちできなかったが、五分の戦いが出来た帝国陸軍機がいたのじゃ。

2000馬力級のエンジンを積んだ疾風(はやて)も互角だったけど、もっと地味な1500馬力の傑作機がいたのをご存知かな?

それは・・

出典:ウィキペディア 五式戦

それは川崎キ100 五式戦じゃ。

その存在は連合国も知らずコードネームも無い地味な戦闘機だった。

連合軍コードネームとは三式戦の飛燕(ヒエン)はTony(トニー)と呼ばれた様な日本機に付けたあだ名の事じゃ。

出典:ウィキペディア 飛燕

目立たないのも無理はない、元々はドイツから技術供与された液冷エンジン製造の技量不足から故障が多く生産もままならなかった三式戦飛燕(ひえん)の機体がエンジン待ち(約200機分)あったので、故障が少なく整備も慣れた空冷エンジンに変えたのが五式戦じゃ。

五式戦

製造者:川崎航空機

初飛行:1945年2月

エンジン:空冷星型ハ112(百式司令部偵察機にも使用)

離陸出力:1,500馬力

武装:機首に20mm機関砲×2門(弾数各200発)、翼内に12.7mm機関砲×2門(弾数各250発)

生産数:393機(詳細不明)

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スリムな飛燕の胴体に直径の大きな空冷エンジンを付けたので左右に20cmの段差ができる。

ここで過流ができて抵抗になる恐れがあったので左右6本ずつの推力式単排気管を付けて過流を吹き飛ばした、又、似たようなドイツ戦闘機フォッケウルフを参考にしたんじゃ。

出典:ウィキペディア フォッケウルフ

こんな成り行きで生まれた地味な五式戦だったが意外な活躍をする。

五式戦の活躍

元々飛燕の機体は丈夫だったし空冷エンジンによって整備性や信頼性が著しく向上した。

空戦能力・信頼性ともパイロットに好評で、アメリカ軍の新鋭戦闘機と十分に渡り合えたと証言する者も多い。

出典:ウィキペディア P-51ムスタング

証言:

五式戦でP-51ムスタングに撃墜されないことについては絶対の自信が有った。

P-51ムスタングと対等に戦えた、勝てないまでも負けなかった。

凄いですやん、憎たらしいほど高性能のP51と渡り合えるとは。

出典:ウィキペディア F6Fヘルキャット

1000馬力の零戦がカモになった2000馬力のF6Fヘルキャットは問題なし。

なんて頼もしいんじゃ。

出典:ウィキペディア F4Uコルセア

これまた2000馬力のF4Uコルセアならカモに出来る。

五式戦をもってすればアメリカ機に絶対不敗。

その他

五式戦を操縦し、模擬空戦において2,000馬力級の疾風3機を相手に有利に戦い、航空本部に五式戦1機は疾風3機以上の価値があるので全力生産を行えとの進言があった。

こんな事なら早く五式戦を量産すれば良かったのに残念じゃ。

五式戦のプラモデル

アオシマ製の五式戦プラモデルで機体を良く見てみよう。

1/72スケールの小さな箱でひろしが小学生の頃にすでにあった古いプラモデルじゃ。

その後、改版を重ねている。

飛燕の液冷エンジンを空冷エンジンに変えて生まれ変わった。

このパステル調の青い成型色が懐かしい、思い出すな~。

一袋に部品がみんな入ってる

拡大すると荒削りで古いキットだと分かる。

100円で買えたんじゃ、良い時代だったな。

組立説明書も古いままなので精密感は希薄、仕方ないな100円だもんね。

ちょっと絵がヘタクソじゃ。

簡単すぎる絵がシュール。

エルロンや主翼に車輪を取り付けて。

キャノピーを取り付けて完成じゃ、もう少し上手に書いてほしかった。

今回はやっつけで作った割には優等生だった五式戦でした。

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