山里に突如艦隊が
ウォーターラインシリーズ
写真を見ていると過去に不思議なことがあったのを思い出した。
プラモデルでウォーターラインシリーズというのが昔からあるのだが、それに似たようなミステリーが有ったんじゃ。
というわけで、ウォーターラインシリーズについての説明をしておきます。
ウォーターラインシリーズ(WATER LINE SERIES)とは、艦船の喫水線から上のみを実物の700分の1スケールで模型化した、プラモデルシリーズなんじゃ。
船の模型と言えば上半分は軍艦色の艦橋や大砲、煙突などが有り下半分はくすんだ赤色の船底でスクリューがついている形を想像するけど、下半分を省略したわけじゃ。
もちろんモーターや電池を入れて水上を走らすことはできないが情景模型として水上の姿を飾るには適している。
もともと昔から連合艦隊の主力艦は大和を始め何種類も1/200、1/500、1/350などで販売されていたがこれだけの有名、無名艦を同一スケールで揃える事は日本にも国際的にも無かった、よって1/700が事実上の国際標準スケールとなり、国内外で同スケールの艦船モデルが多数発売されている。
提案者は田宮模型(現タミヤ)社長の田宮俊作氏で1971年より静岡に本社がある静岡模型教材協同組合に属する青島文化教材社、田宮模型、長谷川製作所、フジミ模型の4社の合同企画としてスタートした。
たしかに最初の発売はずいぶん昔だった、まだ軍艦のディスプレーなんて知らなくて、どんな凄いのが出るのかと期待して買ったら小さくて下半分が無いのでガッカリした記憶が有る(笑)
途中で外国の有名軍艦も加えたりフジミ模型の脱退などを経て今でも販売は継続されている、途中で「艦これくしょん=艦これ」の盛り上がりも追い風になった様じゃ。
ひろしが思うに、日本にはかつて連合艦隊という世界に誇る巨大な組織が有ったがそれの功罪はともかく歴史的遺産として後世に残すという気概があったと思われる。
深夜の山里の出来事
さて話は変わり2012年1月に、瀬戸内方面に用事が有り霧の立ち込める夜の山里を車で走っていると、ヘッドライトの先に軍艦のようなものが見えたんじゃ。
霧が立ち込めているし何かの見間違いかと思ったが念の為に車を止めて国道を歩くと、水面に2mくらいの軍艦が浮いているんじゃ。
なんじゃこりゃ~!って思いよく見ると10隻くらいが浮かんでいる、休耕田に水をひいて1~2m程度の軍艦模型を浮かべてあるんじゃ、とにかく感動した。
作者にお話を聞けた
後日、昼間に再びそのお宅を訪ねると、作者である結構な御年のご主人が快くお話しを聞かせて下さった。
作業場も案内していただき、発砲スチロールを原料にいろいろな艦船を作って浮かべ楽しんでおられるとのことだった。
価格:3,365円 |
見る限り細かい所は超精密に再現ではなくイメージで作られている様だが、水面に巨大な姿を浮かべて遠くから見ると迫力の艦隊になるわけじゃ、名画は近くより遠くで見るべきなのと同じ理屈。
夜の国道傍にこれが浮かびあがると驚いた方も多いじゃろう。
艦橋周辺は大和の様だが後部が長かったりミズーリのようなところもある、とにかく軍艦が好きっていうスタンス。
これは自衛官ルック、救命ボートなど作りが細かい。
大きいと言うだけで参りましたってとこがあるね、やっぱ船は水面上が一番美しい。
沢山浮いてます、ヘリコプターを積んだのや潜水艦も有る。
ぱっと見た感じウォーターラインシリーズの箱絵に負けていません。
駆逐艦と圧巻は空母赤城? カッコ良いです。
シルエットが良いな~ これ見ながらのティータイムは軍艦ファンには至福の時じゃ。
話題になったらしく地元TV局の取材もあったようです。
今回は幻の艦隊の話でした、ちなみに最近ここを久しぶりに通過したのですが水面に艦船はありませんでした。
※2024年現在、現地は水田に戻っていました、残念。
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