知らない人はいない偉大なヒーロー、ウルトラマン
特撮映画 シン・ウルトラマンが大ヒット中との事、嬉しい限りです。
映画はまだ見てないんだけど、一部を見ると昭和世代も若い人も楽しめそうな好印象じゃ。
出典:シン・ウルトラマン 円谷プロダクション 東宝
そんなわけで今回はひろしが持っている初代ウルトラマンのソフビをたっぷり眺めることにした。
その前にウルトラマンが成功する前にあった円谷プロダクションの傑作を見てみよう。
それはウルトラQじゃ。
出典:円谷プロダクション ウルトラQ ケムール人
ウルトラQ は、1966年にTBS系列で毎週日曜19:00 – 19:30に全27話が放送された、円谷特技プロダクション、TBS制作の特撮テレビドラマ。
ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)の第1作だった。
上の画像は有名なケムール人の疾走シーンだね、液体に触れると人間が消えるって怖い話。
当時ひろしは小学生、ウルトラQは友人から教えてもらった。
怪獣が出る番組でトンネルの中にトンネルがあってそこから出てきた・・と言ってたのを覚えてる、たぶんゴメス対リトラの回を見ての感想だったと思う。
出典:円谷プロダクション ウルトラQ ナメゴン
怪獣と言っても上のナメゴンみたいに自然界の生物から発想したキャラが多かった。
白黒の番組で恐怖感をあおるBGMや解説が印象的、アメリカのテレビドラマ『アウター・リミッツ』(1963年制作)や『トワイライトゾーン』(1959年制作)を意識して作られた怪奇現象のドラマだったが途中で怪獣を中心とした路線に変更されてウルトラマンの伏線になったんじゃ。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン
さていよいよウルトラマンが始まった。
ウルトラマンは1966年7月から1967年4月まで、TBS系列で毎週日曜19:00 – 19:30に全39話が放送された、TBS・円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマに登場する巨大変身ヒーローの事じゃ。
出典:ウルトラマン 円谷プロダクション
怪獣や宇宙人によって起こされる災害や超常現象の解決に当たる科学特捜隊と呼ばれる組織があり、それを助けるM78星雲光の国の宇宙警備隊員がウルトラマンなんじゃ。
出典:ウルトラマン 円谷プロダクション
テレビシリーズはウルトラQを凌ぐ人気番組となり、第1話の視聴率は34.4%、平均視聴率は36.8%、最高視聴率は42.8%、フィギュアなどの関連商品が売れまくった。
ウルトラマンの怪獣
出典:円谷プロダクション ウルトラマン ベムラー
第1話でウルトラマン誕生の秘密が分かる。科学特捜隊のハヤタ隊員は小型ビートルで謎の青い球体と赤い球体を追跡中に赤い球体と衝突したうえに墜落死してしまう。
赤い球体の正体はM78星雲人のウルトラマンだったんじゃ。彼は、宇宙の墓場への護送中に逃亡した宇宙怪獣ベムラー(青い球体の正体)を追って地球までやって来たが不注意でハヤタを死なせたことに対する罪の意識からウルトラマンは、ハヤタに自分の命を分け与えて地球の平和を守るために戦うことを決意した。
出典:ウルトラマン 円谷プロダクション
科学特捜隊のハヤタ隊員はウルトラマンと一心同体になった事を隠し、特捜隊がピンチになった時にベーターカプセルでウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦った。
出典:ウルトラマン 円谷プロダクション
科学特捜隊の専用機ビートル(垂直離着陸機の意味)で怪獣と戦うが、圧倒的な破壊力の前に苦戦をまぬがれない。そこに救世主のウルトラマンが登場する。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン レッドキング
なつかしい怪獣たちをいくつか紹介しよう。
まずは第8話「怪獣無法地帯」に登場したどくろ怪獣レッドキング
地震と火山噴火の影響で有史以前の無人島となっていた多々良島に生息する怪獣として、チャンドラーやマグラーらと共に登場する。
いたって凶暴でチャンドラーの翼(腕)を引きちぎったのはトラウマ級で凄かったな。
初代ウルトラマンと言えば欠かすことが出来ない怪獣じゃ。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン ゴモラ
古代怪獣ゴモラ 第26話「怪獣殿下(前篇)」、第27話「怪獣殿下(後篇)」に登場。
ジョンスン島(架空の島)に生息していた1億5000万年前の古代生物ゴモラザウルスの生き残り。日本万国博覧会へ展示するために運ばれた可哀そうな怪獣。
とにかく強かったが、尾を切り落とされたり理不尽な目に合った。
大阪城を破壊するのが名場面になっている。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン ケムラー
毒ガス怪獣ケムラー 第21話「噴煙突破せよ」に登場。
死火山と思われていた大武山が火山活動を再開したことにより、噴火口から出現した怪獣。背面の甲羅は威嚇時に展開し、内側の極彩色の部分を盾のように見せる。武器は吐き出す猛毒ガスで、その成分は火山ガスと同じく高濃度の亜硫酸ガス。
ガボラと同じく変形を楽しめた個性的な怪獣じゃ。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン アントラー
磁力怪獣アントラー 第7話「バラージの青い石」に登場。
中近東にある幻の街・バラージ付近の砂漠に太古から生息していた怪獣。5千年前にバラージの町を襲って周囲の交易を衰退させたことがあり、当時はウルトラマンに酷似した姿の「ノアの神」によって倒された。
設定が外国の異色作品で、昔にもウルトラマンがいたという驚きの場面も良かった。
アントラーはクワガタ虫みたいでよく出来ていた。シン・ウルトラマンの次回作が有れば登場してほしい怪獣じゃ。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン バルタン星人
宇宙忍者バルタン星人 第2話「侵略者を撃て」に登場。
故郷のバルタン星を狂った科学者が行った核実験により失い、難を逃れた20億3千万人の同胞と共に、宇宙船で放浪していた、お気の毒な異星人。
「宇宙忍者」という異名どおり、多彩かつ特異な能力を持っている。
これも有名な宇宙人じゃな、ふぉふぉふぉ・・っていう独特な声とチョキにした手でマネをした人が多いはず。
ひろしが持っているバルタン星人のフィギュアじゃ。ビッグサイズソフビという大きなものでゲームセンターの非売品だった。最近は袋入りの完品が少ないと思う。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン ネロンガ
透明怪獣ネロンガ 第3話「科特隊出撃せよ」に登場。
普段は透明で眼に見えないが、電気を鼻先の一本角で吸収する時だけ姿を現す。最大の武器は回転させた頭部の触角2本を鼻先の一本角に接触させてスパークさせて発射する電撃だがウルトラマンには効かなかった。
いかにも怪獣って姿が好きなんじゃ。怪獣の着グルミは経費節約のため少し形状を変えて使いまわされたらしい。ゴジラも角を付けウルトラQのゴメスや、襟巻を付けてウルトラマンのジラースになってる。
出典:円谷プロダクション シン・ウルトラマン ネロンガ
嬉しい事にシン・ウルトラマンにもネロンガが登場する。現代のエネルギー問題を風刺した怪獣だと思う
映画ではCGモデルのコストが削減できるようにパゴス→ネロンガ→ガボラと繋がるように選ばれた。デザインコンセプトは生物兵器としての発想だそうな。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン ガボラ
ウラン怪獣ガボラ 第9話「電光石火作戦」に登場。
首の周囲にある6枚のヒレを閉じて頭部を防護し、尖った頭部で好物のウラン235を求めて地底を掘り進む。ヒレを開くと怖い顔が現れる変身が楽しい怪獣じゃ。
皮膚は鋼鉄の5倍の硬度を持つ。武器は口から吐く高い放射能を含み物体を一瞬で破壊する放射能光線というとんでもない怪獣。
放射能が平気なのはゴジラなみに凄い。
出典:円谷プロダクション シン・ウルトラマン ガボラ
ガボラもネロンガと共にシン・ウルトラマンに登場する。その姿はサンダーバードのジェットモグラタンクを生物化したような迫力で、アイデアの勝利って感じがした。
ウルトラマンのフィギュア紹介
怪獣の話が長くなったが、主役のウルトラマンのフィギュアを見よう。
けっこう大きい。ゲームセンターのプライズ物で販売はしていなかった。
リアルな造形でスーツのシワなどが正確に表現されてるんじゃ。
カラータイマーも付いてる、赤とシルバー色はウルトラマンのイメージになった。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン
このフィギュアは登場シーンだが必殺技のポーズもほしかった。
スペシウム光線光線はウルトラマンが使う代表的な必殺技で、左右の手刀を十字型に交差させて体内のスペシウムエネルギーをスパークさせ、右手から発射する破壊光線。
右腕にマイナス、左腕にプラスのエネルギー(磁場)が蓄えられ、それをスパークさせて発射すると設定されている。
足裏に円谷プロ認証とプライズ物の刻印がある。中国製じゃ。
完成されたお顔は観音様がヒントって聞いた。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン
ウルトラマンの最初期はマスクが凸凹していたんじゃ。
当時は意識しなかったが、お面の製造技術がイマイチだったのかな。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン
すっきりとした後期型、ずいぶんハンサムになったね。
出典:円谷プロダクション シン・ウルトラマン
シン・ウルトラマンはスタイルも良くなってる。エヴァンゲリオンっぽい。
現代の若者はスタイルが良いし時の流れかも。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン グビラ
ウルトラマンは決して楽勝していない。地球上では3分しか変身できないのだ。
カラータイマーが青から赤に変われば注意信号じゃ、がんばれウルトラマン。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン ゼットン
宇宙恐竜ゼットン 第39話「さらばウルトラマン」に登場。
出典:円谷プロダクション ウルトラマン ゼットン
地球侵略を目論むゼットン星人の生体兵器。
武器は顔の発光器官から放つ赤色の1兆度の火球じゃ。
スペシウム光線も平然と受け止め、波状光線を撃ち返してカラータイマーに直撃させたうえに波状光線をもう1発撃ち、ついにウルトラマンを倒すが。そこへ岩本博士が開発研究していたペンシルロケット型の試作弾「無重力弾」をアラシ隊員によって撃ち込まれ、上空に浮き上がって爆死した。
ウルトラマンを倒した最強の生物兵器がゼットン、ウルトラセブンでいえばキングジョーみたいな無類の強さで見ている者の度肝を抜いたんじゃ。
出典:円谷プロダクション シン・ウルトラマン
出典:円谷プロダクション シン・ウルトラマン
小学生の頃から延々と続いたウルトラマンの歴史、またすばらしい新作が生まれたのが嬉しい。
それではこの辺りで、勇気と希望を与えてくれた巨大ヒーロー、ウルトラマンに感謝じゃ。
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