M4シャーマン中戦車
戦車のスタンダード
今回は戦車好きなら知らない人はいない、第二次世界大戦中のアメリカ陸軍M4シャーマン中戦車について考えるの巻じゃ。
出典:ウィキペディア M4シャーマン戦車
ひろしがイメージするのにM4シャーマン戦車と言えばガンダムで例えればザクに思える。
シャアの赤いのじゃなくて地味なスタンダードの緑のザクじゃ、悪く言えば地味なやられメカのイメージがある。
なんでそう思うのか、まず成り立ちから調べると
M4シャーマン戦車は第二次世界大戦の連合国側の主力戦車でアメリカの工業力をもって1945年までに全シリーズ合計49,234両も生産されたんじゃ。
多くのバリエーションを持つが部品の互換性を持たせ高い信頼性、生産性を持っていた。
さすがはT型フォードを生んだアメリカじゃ生産技術がずば抜けたものを持ってるから、それを戦車でも応用した。
アメリカは日本が大八車や牛をつかってた頃にマイカーでピクニックに行くほど工業・文化水準が高かった、よくこんな国と戦争したもんじゃ。
山本五十六が言うに当時は日本の25倍の工業力を持つ富める国じゃった。
シャーマン戦車を49,000両も作れる国はアメリカしか有りません。
シャーマン戦車誕生
1939年第二次世界大戦がはじまるがアメリカ陸軍は戦車の保有数が少なく、持っているM2戦車も旧式だった。
国土の位置がそうさせたのか、ヨーロッパとは大西洋を隔てているし、中立的な立場なので陸上戦力の強化にあまり興味が無かった。
ところがナチスドイツにより欧州の連合国が降伏したり、東南アジアに進出する日本とも関係が悪化し強力な戦車の必要性を感じてきた。
生産体制の整備が急ピッチで行われ1941年にM4中戦車が制式採用され、その後エンジン、主砲、車体構造の変更が繰り返され各国で使用され自衛隊も使った。
シャーマンM4A1E8
重量30.3t
速度:38.6Km/h(整地)
行動距離:193km
主砲:76mm戦車砲
装甲: 防盾:76mm
砲塔:全面64-76mm
側面:50mm
天敵のドイツ・タイガーⅠ重戦車
アメリカ軍部は数量の優位性で装甲や火力で勝るドイツ重戦車に対抗できると考えたが、ドイツ・タイガー重戦車、パンター中戦車を相手に苦戦した。
価格:1,500円 |
出典:映画フューリー シャーマン戦車隊
戦車戦のエリート、ドイツ戦車兵の乗るタイガー戦車1両を撃破するにはシャーマン戦車4~5両で立ち向かう必要があった。
出典:映画フューリー ドイツ・タイガーⅠ重戦車
タイガーⅠ重戦車
重量57t
速度:40Km/h(整地)
行動距離:100km
主砲:88mm戦車砲
装甲: 前面:100mm
側面、後面:80mm
出典:映画フューリー 撃破されるシャーマン戦車
M4シャーマンの主砲はタイガーⅠの正面装甲を接射でも貫けず、側面装甲も300メートル以内でないとムリだった。
高射砲から転用した恐るべき88mm主砲はシャーマン戦車の装甲を簡単に打ち抜く、それだけではなく優れた光学照準装置や百戦錬磨のドイツ戦車兵は世界最強の機甲師団だった。
初めに言ったやられメカみたいな印象はこんなところにある、しかし結局は圧倒的な数で戦い連合国の勝利に終わった。
後期シャーマン戦車のプラモデル
タミヤが1/35スケールでシャーマン戦車を出していたので箱を開けてみた。
この箱絵は怖いトラの絵を書いてる、朝鮮戦争。
モーターライズでリモコンのやや年代物じゃ。
リモコンボックスと配線、ギアボックス。
リモコン用ギアボックス、モーターが2個入る、今じゃ貴重品。
このリモコンボックスは他の戦車でも使ってる。
もっと古くなると押しボタン式がある、持ったことが無いビンテージ品になる。
車体上面、古い製品なので溝の彫りがゆるい感じがする。
でも、モーターライズ品はプレミアがついてる。
砲塔、シャーマンの後期なので角ばってる、初期型は鋳物で丸い。
車体下部、シングルの時の電池固定の突起が有る。
ひっくり返す、造形が古めかしい。
車輪がいっぱい、機動輪はギザギザが有る。
ポリ製キャタピラ、幅は思ったより広い。
サスペンション、小物部品。
デカール、自衛隊の日の丸も有る。兵士1体付き。
組み立て説明書、朝鮮戦争を絵にしている。
破壊されたソ連のT-34戦車も有り時代が分かるんじゃ。
リモコンボックスの組み立て。
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ロードホイル、リアパネルの組み立て。
モーター2個で方向転換が出来る、バックも可能。
車輪を本体に付けて・・
砲塔の組み立て、昔の怪獣映画では自衛隊のシャーマンがやられてる。
小物を付ける、量産効率が良いように考えた車体じゃ。
砲塔を付けて出来上がり、背が高いのでずんぐりした印象になる。
完成写真(右)、左上はイギリス・センチュリオン、左下はアメリカ・シャイアン
実車の写真、生産数が多いので世界中に残っていそう。
シングルの箱絵、情景が無いホワイトボックスになる。
大きな口を書いたこれは虎の絵で北朝鮮が怖がるので書いたらしい。
今回は戦車の定番、アメリカ・M4シャーマン中戦車でした。
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