零式観測機 フロート付き複葉機

三菱 零式観測機

下駄ばき(フロート付き)でも強かった零式観測機

戦艦のプラモを買うと箱絵に小さく複葉機が書いてあった。

それが、三菱 零式観測機なんじゃ。

出典:ウィキペディア 零式観測機

太平洋戦争当時の日本海軍機だが零戦などの戦闘機に比べるとフロートがついてるし、複葉機だし乗員は2名だし重苦しそうでとても強そうに見えない。

では本機の自己紹介をします。

用途:観測機・偵察機

製造者:三菱重工業

運用者: 大日本帝国海軍

生産数:約700機または1,005機など

運用開始:1940年(昭和15年)

退役:1945年8月(昭和20年)

観測機って何を観測するんじゃろ、戦争中なのに平和に聞こえるが、とんでもないです。

軍艦が撃った砲弾がちゃんと敵艦の近くに届いたかを無線で報告する重要な任務なんじゃ。

戦艦大和にも搭載してました、カタパルトで射出して飛んで行くんじゃ。

海軍省は1935年(昭和10年)に短距離偵察と弾着観測を主任務とし、高い空戦能力を持つ複座水上偵察機の試作を愛知航空機(現・愛知機械工業)と三菱重工業、川西航空機(現・新明和工業)の3社に指示した。

偵察や着弾観測もやるが、戦闘機的な要求もある欲張ったものだが、三菱は空戦能力と上昇力を重視して、あえて複葉機としたが空力を考えて張り線や支柱を減らした設計だった。三菱製の新型エンジン「瑞星」(複列・出力約800hp)を搭載し最高速度370km/h、5,000mまでの上昇力9分と、高性能を発揮したため、1940年(昭和15年)12月、「零式一号観測機一型」として制式採用された。

水上偵察機での活躍

太平洋戦争では、軍艦同士の打ち合いは減り航空母艦が主役になってきたので本来の任務である戦艦の着弾観測に活躍する余地がなく、ほぼ水上偵察機として使用されたんじゃ。

絶対的に戦闘機よりは弱いが、太平洋戦争の中期までは格闘戦に持ち込めば勝てる場面もあったらしい。

P-38 ライトニングの撃墜報告や・・

P-39 エアラコブラ

F4F ワイルドキャット

ついにはF6Fヘルキャットの撃墜報告もある。

複葉機はスピードが出ないが、小回りは得意なんじゃ、なめたらひどい目に合う。

タミヤ・零式観測機のプラモデル

1/50スケールという変わったスケールじゃのう。

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箱の横にシリーズ機が有るが2種類だけじゃ。

まずは99式艦上爆撃機、真珠湾奇襲攻撃でも活躍した機体じゃ。

もう1個は陸軍機の飛燕じゃ、1/72、1/48スケールは多いが1/50は少数派の不憫なシリーズで、ショップで見かける事は少ない。

箱を開けるともっこりとした機体と大きな主翼がある。

ずんぐりしてユーモラスに見える、フロートが隠れてる。

複葉の主翼がこれ、複葉機を作る機会はめったにないよ。

翼に付く小型のフロートやエンジン、支柱、下には黒いプロペラも有る。

転写マークは劣化して黄ばむ、日の丸の淵の白い所が黄ばむと不細工じゃ。

組み立て説明書も変わってて、縦に長い様式、こんなの知りません。

零式観測機の形状がよく分かる。

まず主翼を組み立てて、次に胴体を合わせる、乗員は2名で後者は連絡や機関銃を撃ったり忙しい。

星型エンジンの構造も分かる、よくこんなエンジンが回るもんだ。

フルートが大きい、こんなに大きくないと浮かびません、赤い帯の塗装はここでプロペラが回ってるので注意ってことじゃ。

胴体と同じくらい大きなフロートを付ける、爆弾搭載可能で潜水艦も狙える。

堂々とした機体が出来上がる。

移動用の車輪が付いた台車が臨場感をアップする。

工場から出たばかりの機体、量産じゃアメリカにかなわないよ、相手はT型フォードの大量生産をした国じゃ。

今回は鈍重そうに見えるが意外と活躍した零式観測機でした。

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