スズキ・マイティボーイ後ろ半分にびっくり!
スズキのマー坊
ヤンマーのマスコット、ヤン坊、マー坊はご存知と思いますが、昔の軽自動車でこんな名前のがいたのをご存知かな?
それは・・
これじゃ・・このヤケクソというか吹っ切れたノリでカタログを作ったのが。
スズキ自動車が販売したマイティーボーイじゃ。
出典:ウィキペディア マイティーボーイ
2代目セルボをベースに、Bピラーより後方のルーフを切り取り、ピックアップトラックにしてしまった、積載量は軽トラックに及ばないので若者をターゲットにした安価な遊びグルマと位置付けて販売したんじゃ。
出典:ウィキペディア マイティーボーイ
当時はひろしの女房も「カワイイね」と言ってましたが、スズキの狙いはまさにそれでしょう、日本人はお人形さんと言えばリカちゃんに代表されるように「カワイイ」が購買理由の第一基準になってるんじゃ。
そして、安いと来れば文句なしなので、思い切って当時の車両本体価格は45万円にして、四輪車としてはもっとも低価格にしたんじゃ(スズキ偉い)。
なんせ標準タイヤはラジアルではなく10インチのバイアスだった。
しかし日本人のもう一つの特徴で販売は伸び悩んだ、つまり人を沢山乗せる事が無くても乗車定員は多い方を選ぶ。
たとえ法事で親戚のじいちゃん、ばあちゃんを年に数回乗せるだけでもアルファードが欲しいのと同じ理屈で2シーターは売れにくい(ほんとかよ?)
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スズキ・マイティーボーイ
販売期間:1983年2月~1988年1月
乗車定員:2名
ボディータイプ:ピックアップトラック
エンジン:F5A型 直列3気筒 SOHC 543cc (28ps/6400rpm)
駆動方式:FF
変速機:4速MT、5速MT、2速AT
車両重量:520Kg
生産台数:2万3000台
マイティボーイのカタログ
おわかりいただけただろうか・・この車に畑で取れたジャガイモやダイコンを乗せるつもりは全く有りません、ハッピーなキャンパスライフを演出するイケテル車なのです。
いいな~おしゃれで、ひろしにもキャンパスライフはあったが時々エンジンが止まって始動しなくなる持病持ちのボロイ軽自動車だったもんな、うらやましい。
このバックスタイルがすべてでしょう、たしかに可愛い。
外国の方ばかり出て来るのは日本の現実を忘れさせるためでしょうか。
これは凄い、とりあえず2人乗りなので荷物はめっちゃ詰めます、右の写真は松葉ガニを積んでるのかと思った(笑)
グレードは少ないよ、下のなんか素うどんみたいな潔さが新鮮じゃ。
良いね、シンプルだと想像力がたくましくなって遊びのアイデアが湧いてくるのじゃ。
後ろのアオリを倒して座り早朝の海辺でコーヒーを飲むなんてのも有りです。
オートマも有るが2速とは凄い、どんな運転特性なのかな。
エンジンはスズキなんで間違いなし、故障なんかしません。
とりあえず必要なものはみんなついて、クーラーだってあります。
さすが日本車、困りません。
大サービスでオプションカタログも見せちゃいます。
そういえば、こんなのあったな~ ビニール製だけど屋根だよ。
CDなんて有りません、カセットテープです。
古くなると時々テープを巻き込んでビロ~ンって中身が出てました。
オプションで豪華になるやん。
凄いな~、後部に付けるプラ製のカプセルみたいなのは高そう。
後部デッキの蓋も有るよ、理想としてはバイクを乗せて遊びに行きたい。
ストライプも選べます、新車を買うと嬉しくてつい付けちゃうよね。
カッコ良い、ほしくなってきた。
今でもファンが多くて中古車が結構な値段で取引されてる。
初期型は丸ライトで後期は角ライトになった、初期が似合ってるかな。
今回は出会うと楽しくなる、マイティーボーイでカタログでした。
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