4WDを語るならジープ

4WD(4輪駆動車)の話

今回は4WD(四輪駆動)の元祖、ジープのカタログ紹介じゃが、その前に・・

最近は多くの車種が4WDをバリエーションに加えてるね。

軽自動車も例外でなく、ターボ付きの4WDが沢山あって、日本車って凄いな~って思うんじゃ。

そんな人気グレードじゃが、ひろしが若い頃はたくさん無かった。

当時は未舗装道路を走る特殊車両のイメージがあって、セダンタイプの4WDなんて珍しかったんじゃ。

昔の4WDで印象に残ってるのをいくつか紹介しましょう。

出典:アウディ・クワトロ

まず外車の4WDでびっくりしたのがアウディ・クワトロ

クワトロはドイツのアウディが1980年から1991年まで生産したクーペタイプの乗用車で最終型は2,224cc 直列5気筒DOHC 20バルブ、220馬力のエンジンを搭載し、駆動方式が常時(フルタイム)4WDだったんじゃ。

それまでの4WDは悪路走破の為にパートタイムで2WDと使い分けるのが一般的だったが、クワトロはセンターデフを備えフルタイム(常時4駆)で悪路だけでなくあらゆる路面にハイパワーを伝えるのが画期的だった。

スマートなクーペがフルタイム4WDで走るってのが凄くカッコ良かったね。

出典:マツダ ファミリアフルタイム4WD

クワトロのフルタイム4WDに驚いたが、ま~外車だから凄いのもいるわなって思ってたところ、なんと国産車もやってくれました。

それは1985年、マツダ・ファミリアの6代目BF型に登場した3ドアハッチバックの日本発フルタイム4WDターボ GT-X(後に4ドアも追加)。

スタイルは地味だったが日本初のフルタイム4WDターボてのが凄かった。

マツダ・ヨーロッパのラリーチームにより、RX-7と入れ替えで参戦しスエディッシュラリーでの優勝などから、雪の女王と呼ばれるほど高性能だったんじゃ。

出典:スズキ アルトワークス・フルタイム4WD

こんどは軽自動車じゃ。日本独特の660ccという規格に縛られながらも軽自動車はどんどん高性能になっていった。

その象徴ともいえるのが2代目のアルトに1987年に加わったワークス

3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボエンジンを搭載し、軽自動車に64馬力の出力規制が設けられる発端となる

グレードは、前輪駆動の「RS-S(廉価版)」・「RS-X」、ビスカスカップリング式フルタイム四輪駆動の「RS-R」があった。

もとは地味なスタイルだったがエアロパーツてんこ盛りと超高性能で度肝を抜かれたな。

出典:ミツビシ パジェロ初代

出典:ミツビシ パジェロ最終型

わりとマイナーな4WDが出たので、日本の4WDの巨人といえる2車種もあげましょう。

ひとつはミツビシ・パジェロ

パジェロは三菱自動車が1982年(昭和57年)から2021年(令和3年)まで生産したSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル( Sport utility vehicle)「スポーツ用多目的車」)

決して悪路を走るわけではなくても都会にも似合うオシャレな4WDとして大ヒットし、その後の大型4WDに大きな影響を与えた、街中でもずいぶん走ってたもんじゃ。

もう一台はスバル・レガシーじゃ。

出典:スバル・レオーネ4WDセダン 1974

出典:スバル レガシーB4

4WDの話をしてスバルを外すわけにはいきません。日本の4WDの魁として独創的な水平対向エンジンと組み合わされる4WD技術はお家芸と言えるでしょう。

昔にはレオーネという車種があって尾崎紀世彦がCMで歌ってたのを思い出す、ひろしが学生時代なんじゃが、すでに4WDセダンや4WDバンを販売していた、しかし地上高の高さが災いしてか、やぼったいイメージがあったな、レガシーになってからあか抜けたよね。

4WDの王道、ジープとは

さてこの辺りで4WDの王道を紹介しましょう。

それはアメリカの産んだジープじゃ。

出典:ウィキペディア フォード・GPW(ウィリス・ジープと同仕様車)

ジープの歴史は第二次世界大戦中の1940年にさかのぼる。アメリカ陸軍の要請により1941年から実戦に投入された小型四輪駆動車で、高い耐久性と悪路の走破性で広く使われた。その功績をアメリカ軍欧州戦域総司令官を務めたドワイト・D・アイゼンハワーは、第二次世界大戦を勝利に導いた兵器として「原子爆弾」「C-47輸送機」「バズーカ(2.36インチ対戦車ロケット弾発射筒)」と並んで挙げたほどじゃ。

ジープ(Jeep)という名前は第二次大戦後にメーカーのウィリス・オーバーランド社によって商標登録された。

出典:ウィキペディア ジープ アメリカン・バンタム社 MkⅡ(BRC60)

試作車の構造はシンプルなはしご型フレームに、前後とも縦置きリーフ・スプリングで吊られたリジッド・アクスルを備える単純で堅牢な構造、社外のエンジン専業メーカーであるコンチネンタル製の小型車用サイドバルブ水冷直列4気筒1.8L・45PSエンジンを搭載していた。

主なジープの生産台数(第二次大戦中)

・ ウィリスMB 1942-1945年 36万1339台

・フォードGPW 1942-1945年 27万7896台

そういえば、戦後日本に進駐したアメリカ兵が乗るジープを日本の子供達が「ギブミーチョコ」と叫んで追いかけたって話がありましたな。

出典:ウィキペディア クライスラージープ・ラングラー(JL 2018モデル)

戦後も偉大なジープの名は受け継がれ発展を遂げる事になったんじゃ。

街中でも見かけるよね。

日本にもジープがあった

さていよいよ、日本のジープについてお話しよう。

ジープの優秀さは世界にとどろき、フランス、中国、韓国、インド、ソ連など各国でライセンス生産が行われた。

日本でも新三菱重工業(後に分社して三菱自動車工業)がウィリス社のジープ(CJ-3A、すぐにCJ-3Bに切り替わる)のノックダウン生産を1953年より始めた。

この三菱・ジープは陸上自衛隊の採用中止に伴い、1998年に生産終了となった。

日本のジープのカタログをたっぷりご覧あれ、ワイルドだろ~♪って気分になれます。

ジープと言えばこのマスクやね、機能を極めたスタイルじゃ。

ずいぶん長く生産されたから最終型になってもシーラカンス状態で変わっていない。

戦争で使うより綺麗な塗装でレジャーに使うのが良いね。

黒のボディーに金色のホイール、最終型の輝き。

ラダー(はしご)フレームが基本じゃ、現代のモノコック構造と違ってシンプルで丈夫が取り柄。

ジープの歴史を語ってる、「4WDの王道」の言葉が泣かせる。

このスタイル、好きな人にはたまらないカッコ良さ。

鬼のような走破性を見よ。名ばかりの四駆は退散かな?

35°って乗ってたら逆立ちしそうな怖さじゃ。

50cmの水深もOK、小川じゃんか。

意外とバラエティーがあります。車体色も良いな。

幌仕様はカッコ良いけど、開閉がすごく手間だろうな。

クーラーは無さそう、ヒーターさえあれば文句は言わせない。

オープンはカッコイイけど夏場は焼けるんだよ。

このメーター廻りだけ持ってます、飾ると絵になるよ。

マニュアルミッションを心底楽しめます、女性にも乗ってほしいな。

代表的なJ59、J57、J54、最強の布陣。

J30はワゴンタイプ。会社の責任者を工事現場に運ぶ感じかな。

でもオシャレなのでほしい。

J40系は大人数で乗る工事現場向け。

ハードな商用車だけど、今見るとたまらなくカッコイイ。

エンジンはディーゼルとガソリンがある、燃費ならディーゼルだね。

究極のオプション、ウインチ 使いこなすのは相当のベテラン。

すべて鉄ホイールだけど白色が妙に目立ちます。

天下の三菱が販売してたジープ、パジェロもこれから学んだとこが多いでしょう。

今回は4WDの王道、ジープでした。

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