零戦の強敵 ヘルキャット
零戦の活躍
太平洋戦争の初期に零戦は無敵の強さを誇った。
零戦の開発は1937年5月に「十二試艦上戦闘機計画要求書」としてメーカーに提示された要求は攻撃機の阻止と観測機の掃蕩に適する艦上戦闘機。
十二試艦上戦闘機に対する海軍の要求性能は「ないものねだり」と評するほど高いものであり、中島飛行機が途中で辞退して零戦は三菱の開発となり、堀越二郎技師を設計主務者として開発されたんじゃ。
第二連合航空隊航空参謀源田実少佐が格闘性能と航続距離の必要を訴えて、ついに1939年(昭和14年)3月16日A6M1試作一号機が完成、その後エンジンは栄12型を装備した三号機をA6M2とした。翌1940年(昭和15年)7月24日A6M2零式一号艦上戦闘機一型が11型として制式採用された。
戦地での経験から格闘性能、スピード、航続距離の要求を満たした機体となったんじゃ。
この頃には防御についてはあまり要求していないみたいだな、防弾タンクの要求があっても採用されなかった、攻撃こそ最大の防御と考えとったらしい。
出典:ウィキペディア 零戦
中国大陸戦線で零戦の活躍は続いた、初陣から1年後の1941年(昭和16年)までの間、戦闘による損失は対空砲火による3機のみで、空戦による被撃墜機は無いまま太平洋戦争開戦前の中国大陸では零戦の一方的勝利に終わった。
太平洋戦争の中期まで、日本海軍航空隊は、グラマンF4FワイルドキャットやカーチスP-40などを装備する連合国軍に対し優勢に戦ったんじゃ。
出典:ウィキペディア
グラマンF4Fワイルドキャット
ずんぐりとした機体、性能不足で零戦に太刀打ちできなかった。
出典:ウィキペディア
ヵーチスP-40
これも零戦の敵ではなかった。
零戦は1000馬力級のエンジンだが優れた空戦性能と優秀なパイロットによる格闘戦で敵を圧倒した。
零戦を研究した強敵の出現
1942年(昭和17年)6月、アメリカ軍はアリューシャン列島のダッチハーバーに近いアクタン島の沼地に不時着した零戦をほぼ無傷で確保することに成功した。
この機体の徹底的な研究により、零戦が優れた旋回性能と上昇性能、航続性能を持つ一方で、高速時の横転性能や急降下性能に問題があることが明らかとなった。
ついにアメリカは零戦の弱点を知った、格闘戦はしない、逃げる時は急降下する、
攻撃は一撃離脱という優位な高度から銃撃してその場を離れる方法に変えたんじゃ。
零戦が終局を迎えるはじまりは、1942年(昭和17年)の高速・重武装の米陸軍機ロッキードP-38ライトニングの登場から。
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出典:ウィキペディア
P-38ライトニング
高速と強力な攻撃力を持つ。
日本軍からはメザシと呼ばれた、その他に双胴の悪魔とも言われる。
南方基地を一式陸攻で慰問中の山本五十六を撃墜したのは有名。
出典:ウィキペディア
2000馬力級(零戦の倍)のエンジンで日本機を圧倒した。
翼が特徴的で逆ガル翼と呼ぶカモメみたいな形状をしている。
出典:ウィキペディア
これが零戦の強敵、ヘルキャット、ワイルドキャットに似ているが大違いの高性能機、エンジンは2000馬力(零戦の倍)で機体は頑丈、零戦の真反対の発想で作った戦闘機、これに品質の良い高オクタンのガソリンを使って飛ばすんじゃ、弱いわけがない。
艦上戦闘機なので翼を大きく折りたたみ空母に多くつめる。
出典:ウィキペディア
ハセガワ1/72スケール ヘルキャット
F6F ヘルキャット は、グラマン社が設計しアメリカ海軍が第二次世界大戦中盤以降に使用した艦上戦闘機じゃ。
アメリカ海軍の本命は1940年に初飛行したF4Uコルセアじゃった、実際には開発時期が遅いヘルキャットが艦上戦闘機の主力となった。
コルセアと競い合ったとは知らなかった、無骨じゃが生産性は良いしエンジンは2000馬力なので重い割にはそこそこ速かった。
愛称のヘルキャットは、直訳すると「地獄の猫」であるが、「性悪女」「意地の悪い女」という意味がある、まさに零戦にとっては意地悪な相手じゃった。
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1/72スケールの機体は小さい、デカールも小さいのが沢山ある。
翼端を切って大量生産に向いた形にしている。
パイロットの背には防弾鋼板がありパイロットを守っていた。
墜落しても救命の仕組みが出来ており、パイロットは心強かったと思う。
裏返すと大きなプロペラやずんぐりした機体がよく分かる。
プロペラの中心にスピンナーを付けない、いさぎ良さを感じる。
組み立て説明書、一見無骨だが、格闘戦もできた。
日本軍補給路の弱体化もあり一方的にアメリカ側が優位な戦いに変わった。
座席の後ろの防弾鋼板、後ろから銃撃されてもパイロットは無傷じゃ。
胴体左右を合わせる。
日本機のスマートさからしたら不細工じゃが強敵だった。
胴体と翼を合体させる。
風防を付ける、後方視界は悪そう、この点は零戦が優れている。
大きなエンジンに合わせ大きな機体になったね。
脚は後ろにたたむ、見慣れないのでちょっと違和感がある。
空母からは発進して爆撃機の護衛や工場の攻撃を行った、民家や機関車もバリバリ攻撃してる。
戦時中の人がよく言うグラマンという言葉はこの機から来ている。
零戦の優雅さに比べるとなあ 零戦は美人薄命だった。
完成写真、スタイリッシュじゃないよね。
横にたくさんの日章旗を書いてるのは撃墜した日本機の数じゃ、悲しいのう。
今回は零戦の強敵、ヘルキャットでした。
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