農業雑誌 家の光
ひろしは兼業農家です、田んぼや畑が有ります。
農業って世の中であんまりカッコ良いイメージで見られていませんね、キツイとか儲からないとか理由は有りますが、最近は少しずつ良いニュースも聞こえてきました。
日本の良質な農産物
食の安全、美味しいお米や野菜、果物など日本がまじめに取り組んでいる良質な農産物が世界で評価され始めた様です。
家の光
あなたの家は農家ですか、それとも大都会で土に触れることも無い暮らしですか?
今回は古い農家の雑誌「家の光」を一緒に見てほっこりしようと思います。
家の光 昭和33年5月号です、農協が斡旋して買っていました。
内容は農業の事や生活の事やバラエティーに富んでいます、まあTVで言えばNHK的な内容でした。
表紙のお嬢さんが持っているのは電話機で約60年後にケータイやスマホになりました、驚くべき進化です。
古雑誌はタイムマシン
古い冊子を見ると文化の移り変わりがはっきりとわかり非常に楽しめます。
この頃自分は何をしていたのやらとタイムスリップしたような気分にも浸れます。
ちなみに ひろしはこの頃に生まれました(笑)
約60年前の農家の様子です、確かにひろしが小さい頃はこんな感じでした。
何より地域に人が多かった、子供や若者、熟年者、老人の人口のバランスが均等で健全な社会構造だった気がします。
地域にも活気が有りました。
未舗装の道路
多くの人が自転車に乗ってましたね、道は未舗装で、よく転んですねをケガしていました。
ちょっとしたケガをすることが多かった気がします、今はすべてに安全な世の中になりました。
今はどんな田舎に行っても道が舗装してあります、インフラが整備されたと言うわけです。
田植えの様子ですね、春先には親戚が集まってお互いの田に苗を手で植えていました。
機械化されていなかった
作業姿勢が悪いのでひどく疲れます、機械化されていないので、とにかく時間が掛かり疲れました。
今は田植えも稲刈りも機械化されて驚くほど楽になりました、その代わり小さな農家は農業機械や肥料の支出が収入よりも大幅に上回ります、そのため後継者がいない現実に直面しており、農村はお年寄りだけになっています。
田植えのやり方ですね、腰に籠を付けて苗の束を入れ、手で4条位をバックしながら植えます、農業の厳しさは作業姿勢の悪さが大きな原因です。
除草も大きな問題です、有機農法なんて言いますが簡単には出来ません、草との戦いです、今は除草剤を少量使えば生えないようになりました。
脱穀です、稲はコンバインが稲刈りと脱穀を同時にすませモミをフレコンに詰めて移動します、その後モミガラを取って白い米がとれます、すべて機械化されています。
良い時代になりました、田が少ない家なら1日で田植えや、稲刈りが終わります。
ファッション、娯楽
農家の貴重な労働力は男性も女性も隔ては有りませんでした、土と汗にまみれて毎日、田や畑で働いていました。
昔はどこの田畑にも人影が見えましたが、今は見えません、人口の減少と農業の機械化(省力化)で人影が消えたのです、少し寂しい気がします。
マンガも有りました、チャンバラ物が多いですね。
時代劇の全盛期です、映画やTVでにたくさん時代劇をやっていました。
今は全く有りませんね~ 面白いんだけどなあ。
楽しい広告
耕運機の広告です、過渡期の機械化は人が歩いていました。
今はすべてが乗用で、楽が出来ます。
昭和20年代から30年代前期はラジオが花形でした、真空管なのでスイッチを入れても音が出るまで時間が掛かります。
ひろしが小さい頃には白黒TVでエイトマンやビックX、鉄人28号、スーパージェッターなどTVアニメが始まった時代でした、プロレスも人気で力道山もいたな~
TVが無い家は隣の家へ見に行っていました。
農業用発動機(農発)です、今はマニアが再生して良い音を楽しんでいますね。
耕運機も古い型だな~
小型の発動機、上のはひろしが持っているのに似ています。
洗濯機が凄い! 全自動なんて夢の時代です。
脱水するのに大きなゴムのローラーに挟んで回していました、右にハンドルが見えるでしょう。
ホンダの発動機です、オートバイが母体のホンダはこの頃も元気でした。
カッコ良い農業
この辺りで家の光の話は終わります、これだけでは農業のイメージが古臭いままなので現代を紹介します、びっくりしますよ。
昔の耕運機なんてとんでもないカッコ良いトラクターがあります、ひろしも惚れました(笑)
出典:ヤンマー
出典:SankeiBiz
フェラーリをデザインした日本人デザイナーがヤンマーのトラクターYTシリーズもデザインしました。
ちなみに、ひろしの親父は田を耕すのに牛を使っていたそうです!
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価格:10,980円 |