日本で自転車を沢山作っていた頃、富士自転車の歴史
最近自転車に乗ってませんが、小中学生の頃は乗るのが当たり前だったね。
今回は古い富士自転車のカタログを見て懐かしみましょう。
隣町の自転車屋が廃業でかたずけてる場面に出くわし、たくさんのカタログをもらいました。
もうずいぶん昔のことだけどね。
これが富士自転車のカタログじゃ。
販売店専用らしくて分厚い作りになってる、お客さんが選ぶときに開いて説明したんだろう。
最近は人件費が安いので製造業が韓国、中国や東南アジアに移転して国内生産は少ないけど、自転車もそうなってるね。
寂しい限りだけど、このカタログは国内生産で活気があった昭和40~70年代と思われる。
富士自転車について調べた。
現在はアメリカのアドバンス・スポーツ(Advanced Sports, Inc. )の自転車ブランドになっているがFUJI BIKES(フジバイクス)は、日本で誕生し100年以上の歴史を持つ自転車メーカーなんじゃ、
日本ではかつての名称「日米富士自転車株式会社」で知られている。
そういえば古い自転車の前フェンダーに富士山のマスコットが付いてるのがあったな。
「70年の歴史を誇る」って書いてあるので約30年前のカタログらしい。
本社社屋周辺の昭和な風景が並ぶ。
本社および東京支店、名古屋、大阪、九州支店の写真、大きなメーカーなんじゃ。
製造ラインの風景は珍しい、最新の静電塗装装置とある。
出典:富士自転車 岡崎久次郎
1899年、創業者の故岡崎久次郎氏が日米商店と号し東京都中央区京橋3丁目5番にて米国製懐中電灯の輸入販売を始めた。
取扱い品目は探検電灯、医療電灯、机上電灯、手提用・自転車用電灯、盗難予報機など。
1903年、販売の主力を自転車とカメラにおき、自転車の取扱い品目をアメリカ製自転車、ウルフアメリカン、スタンホード、スターリングに拡大。スターリング車の特約店を各地に設置したんじゃ。
1906年、店主がイギリスに渡り、ラーヂ自転車の直輸入契約締結。
1951年、商号を日米富士自転車株式会社と改称。
樽見岩雄が冨士フェザー号で富士登山に成功。 なんと富士山に登ってる驚きだね。
1961年「富士ダンディ」発売。
1968年「富士フラッシャーシリーズ」「富士ジョッキーシリーズ」発売。
出典:富士自転車 FUJI BIKES
1970~1980年代はアメリカのロードレースで活躍。
出典:富士自転車 FUJI BIKES
現在の富士自転車:FUJI BIKES(フジバイクス)の雄姿。フルカーボンバイクなどすばらしい発展をとげました。
富士自転車の製品ラインアップを見よう
きれいなお姉さんが運動してるのは、チャームトレーナー
構造が自転車に似てるから、こんなのも作ってた。
こちらはチャームサイクル。今でも似たのがあるね。
運動不足解消の定番じゃ、これけっこうキツイ。
悩ましいネグリジェ姿で寝る前の運動じゃろうか。
これも定番のチャームランナー、ベルトを回して歩きます。
やっと自転車が出てきた。都会の団地で遊ぶ子どもとお母さん。
なんで立派なチェッカーフラッグなんか持ってるのかは不明(笑)
少子化の影響か周りで子供用自転車を見なくなったな~。
補助車輪が懐かしい。
幼児向けだね、ホイールなどプラスチックが多いからそれほど古くないかな。
丸ハンドルってあったな、パトライトをつけて走れば安全じゃ。
シートはアメリカンバイクに似せてる。
これは小学生向けかな、色がきれいだね。
「富士ラッピー2」という名前の児童向け自転車。
今の自転車は黒や灰色ばかりだけど当時はカラフルじゃ。
時代も希望にあふれてた?
アラジンアラームって音で安全確保。
自転車はけっこう危ないよ。
フラッシャー(方向指示器)装備はカッコイイね、一大ブームがあった。
ハンドルはセミドロップタイプ。
このフラッシャーは地味な方じゃ、他社ではデコトラみたいな凄いのがあった。
フラッシャーにあこがれたもんじゃよ。
豆電球と乾電池をテープで張り付けた事もあった。
変速レバーがすごい、とにかく自動車みたいになっていく。
女の子向けのタイプ、パステルカラーが良いね。
これで駄菓子屋に直行、田舎でも人口が多かった。
オール金属で丈夫なつくり、信頼の日本製だよ。
これはお姉さんや奥様向けじゃ。
ママチャリと呼ばれたスタイル。
最近は軽自動車が普及して自転車の出番は減ったようだが、都会では便利が良いので多いね。
折り畳み自転車を車に積んでレジャーに出発。
あこがれたけど、現地ではめんどくさくて乗らなかった(笑)
イカスお兄さんも自転車に乗ってた。
スポーツ車。中高生以上用。ぐんと立派になってる。
フレームに空気つぎも装備、スピードも出そう。
昭和のあこがれ、フラッシャー付自転車
デラックスなフラッシャー装備車、彼女の前で良いカッコできるね。
今見てもクラシカルで良いな。
凝った作りをご覧あれ、サイドにはデラックスなエンブレムも装備。
しょせんチャリじゃん、なんて言ってはいけません。
自動車への憧れが自転車でも出てるね、凄いや。
自動車のオートマチックレバーみたいな変速レバー
みんなの憧れじゃ。
カッコイイな、お金持ちの家の子供じゃないと買ってもらえなかった。
ステンレスが多様されまぶしく光ってる。
グッドデザイン賞ももらいました。
これはぐっと機能的なタイプ。
ドロップハンドルは玄人向けじゃ。
なんとスピードメーターやトリップ計まで付いてる。
40Km/hくらいは出そうじゃ。
これがスピードメーター装備車。
2本のレバー? なんと1本は駐車ブレーキ用だってさ、初めて見た。
企画段階でいろんな案が出るんだよ。
フォグランプ装備、霧の日も安全じゃ。
究極のディスクブレーキ、すごいスペックが並ぶ。
5段変速が一般的だった。
キャンプ場に自転車はつきもの。女の子も一緒で楽しそうじゃ。
重装備のキャンピング車、バックをたくさんつけて日本一周ってつわものもいたね。
「サイクル野郎」ってコミックもあった。
出典:サイクル野郎 荘司としお
これは本格的なスポーツ車、最近ヘルメットとサングラスで国道を走ってる人が多い。
2人乗りは見たことが無い、別荘地ご用達でしょ。
やはり高くて5万円なり、すごい形じゃ。
素敵な女性もお気に入り。
大人を感じる色合い、「ハイレディグライド」って名前も豪華。
テニス場に通うのも自転車です。
前のバックが便利いいよね。
奥さんきれいに洗ってるね。
濡れてもサビないステンレス製じゃ。
御用聞きのお兄さんと若奥さんたちかな。
百貨店のおしゃれな品をカタログで思案中。
実用車はビジネスバイクみたいな黒が定番。
重い荷物にも耐える頑丈なつくり、こんなので魚の行商とかやってた。
懐かしい昭和の風景。
今回はなつかしい富士自転車のカタログを見ました。
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