戦艦武蔵

ニチモの戦艦、武蔵

ニチモ(日本模型)の戦艦、武蔵です。これも結構昔のプラモデルになりますが製造元のニチモは2013年9月に無くなりました。昭和30～40年代はおもちゃ屋はもちろんの事、学校の傍の文房具屋でもプラモデルを売っていました。

プラモメーカー

プラモデルのメーカーはたくさんありましたが思いつくだけでも、タミヤ、ニチモ、ハセガワ、アオシマ、イマイ、フジミ、日東、バンダイ、ミドリ、クラウン、レベル、童友社などなど　すでに無くなったメーカーも多いですが、それぞれ得意分野が有りました。

タミヤは今でもミニ4駆が有名ですが、スタートは木製の組み立て軍艦や戦車でした、(さすがに私は知りません) その後プラモデルメーカーとなり、なんといっても1/35スケールの戦車が有名です、いったい何種類の戦車、装甲車類を販売したのやら、今も新製品を続々出し続けています。ここはとにかく戦車だけでなく戦闘機、自動車などあらゆるものをプラモ化してます、恐竜や赤穂浪士のプラモデルまで有りました。

ニチモは私も好きなメーカーです、ここは戦艦や航空母艦、自衛艦、戦闘機などが印象的でした、クルマや戦車も有りましたがエレキギターなどの楽器シリーズは個性的です。

ハセガワは飛行機が代表的です、世界の戦闘機を大小のスケールで販売しています。出来も素晴らしくタミヤに見劣りしないスケール感ですが、年代が新しいものは箱の絵が綺麗すぎて写真のようです、私は古めかしい迫力のある絵が好きなので面白さに欠けて少し物足りませんでした。

アオシマは安価な戦闘機やSF物を出していました、ややスケール感が乏しく子供心にタミヤなどと比べて安っぽいな～と思いましたが、今は洗練されたものを多数発売しています。

バンダイはタミヤに張り合って戦車物を大小出していました、元々は玩具だけでしたがプラモデルも始めましたね、そしてなんといってもガンダムが大ヒットしました、最近はおもちゃ屋もプラモデルはガンダムばかりになって寂しい限りです。

ニチモは船舶が得意だった

さてさて前置きが長くなりましたが、ニチモの武蔵です。スケールは1/500、つまりこのプラモデルを500個並べると本物と同じ長さになります、ニチモは船舶が得意で、大きなものは1/200の大和も有ります。

さすがにこれはでかいです、異様な感じがするくらいのサイズで、すでに絶版ですがニチモが威信をかけて発売したものでしょう。ひろしもいつかは買いたいのですが2～4万円くらいしますので買えませんｗｗｗ

1/500くらいなら手ごろですが、それでも大き目の箱になります。何と言っても箱絵がたまらなく迫力が有ります、昔の物なので色使いや箱の中の帯の絵とか良い雰囲気が出ています。

この頃のプラモデルは動くのが当たり前でマブチモーターを使ってガンガン動かせました、これをモーターライズと言います。写真はスクリューを2本回すためのギアボックスです、最近はこんな金属製の小物を作るメーカーが日本国内にいなくなった様で寂しい限りです。

実物の武蔵

実物の武蔵について書きましょう。大和は超有名で宇宙戦艦ヤマトや男たちの大和の映画など知らない人はいないでしょう。

武蔵は大和型の2番艦で第二次世界大戦中の1940年に三菱重工業長崎造船所で進水しています、大和と同じく世界最大の戦艦で全長263ｍ、全幅38.9ｍ、基準排水量65,000ｔ、速力27.5ノット、乗員3,300名、武装は45口径46cm三連装砲塔3基、この巨大な主砲は敵の砲弾が届かない安全な遠距離 (アウトレンジ) から砲撃して撃沈できる無敵の不沈艦でした。