伊号-401潜水艦

伊号-401潜水艦

伊四百型潜水艦

季節も初夏が近づいて、水田も田植えの時期になり水路にも水がドウドウと流れる。

子供の頃には水に親しむ船のプラモデルが欲しくなる時期なんじゃ。

今回はそんな頃に買った覚えのある潜水艦のプラモデルを紹介します。

これが童友社が発売していた旧日本海軍の伊号-401潜水艦じゃ。

プラモデルの紹介だけでなく実物について知っておくのも大切なので調べてみた、戦時中の真実を知る事は再び戦争の過ちを起こさない事につながると思ってます。

潜水空母・伊号四百型潜水艦

伊四百型潜水艦とは、太平洋戦争中の大日本帝国海軍の潜水艦のクラスの事で別名潜特型とも呼ばれた。

出典:blogimg.goo.ne.jp 伊号-400

この潜水艦は世界に誇る特徴を持っていた、なんと航空機を搭載できたのじゃ!

3機の特殊攻撃機『晴嵐』(せいらん)が搭載可能であり、潜水空母とも呼ばれた。

出典:ウィキペディア 晴嵐

伊号四百型潜水艦

伊号四百型潜水艦の建造目的は、アメリカ本土攻撃だった(後にドイツが降伏したことで大西洋方面の米英艦隊が太平洋に移動してくるのを止めるため、パナマ運河のゲート攻撃に変更された)

艦種:一等潜水艦

艦名:イ400、イ401(今回のプラモデル)、イ402

排水量:基準:3,530トン 常備:5,223トン、水中:6,560トン

全長:122m(駆逐艦なみの巨大さ)第二次世界大戦中に就航した潜水艦の中で最大。

全幅:12.0m

機関:艦本式22号10型ディーゼル1,925馬力4基2軸、水上7,700馬力
1,200馬力モーター2基水中:2,400馬力

夜は水上をディーゼルで進み充電も行う、戦闘中は水中を充電したバッテリーによりモーターで進む。

速力:水上:18.7kt(約40Km/h)、水中:6.5kt(約13km/h)

航続距離:水上:14ktで37,500海里、水中:3ktで60海里

これも凄い連続行動時間約4か月じゃ、安全潜水深度は100m

日本の内地から地球上のどこへでも攻撃可能でそのまま日本へ帰投できた。

燃料:重油1,750t

乗員:157名

兵装:40口径14cm単装砲1門、25mm3連装機銃3基
同単装1挺、53cm魚雷発射管 艦首8門、魚雷20本

出典:ウィキペディア

航空機の格納庫、折りたたんで3機収める、アメリカもびっくりする高度な性能を持っていた。

航空機:特殊攻撃機『晴嵐』3機
(四式一号一〇型射出機 1基)

乗員2名 動力: アツタ32型 水冷V12エンジン 出力: 1,400 HP

最大速度: 474 km/h(フロート投棄時560km/h)武装: 機関銃 13.0mm旋回機銃×1/800kg爆弾×1(250kg爆弾は4発まで)、または45cm魚雷×1

潜水艦より射出したらフロートを切り捨て身軽になる、敵を攻撃後、着艦はせず機体は投棄する(特攻覚悟です、ひどい)。

同型艦3隻はいずれも戦果をあげる前に終戦を迎え、連合国は日本の降伏までその存在を知らなかった。

出典:ウィキペディア 伊号-400搭乗員

終戦直後にアメリカ軍が接収する際、その大きさにアメリカ軍士官が驚愕した、調査の後ハワイ沖で魚雷によって海没処分となったがソ連への情報漏洩を恐れたとされる。

伊号四百型潜水艦の発想や技術は戦後の核弾道ミサイル(SLBM)搭載潜水艦の開発を促したらしい。

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今もじゃが日本はとんでもない技術を持った国だったのじゃ。

伊号-401潜水艦のプラモデル

これが1/300スケールの童友社製、旧日本海軍の伊号-401潜水艦じゃ。

中はなかなか綺麗に配置してある。

断面図で構造が良く分かる、自動浮沈装置をアピールしてるね。

当時は安価なゴム動力の潜水艦もあったが自動浮沈装置はどれも付けてた。

原理は

①水に浸けた時は水面ギリギリに浮かぶ。

②前進すると船首にあるヒレ上の舵が沈む向きにしてあるので、水中にもぐる。

③レーダー状のアンテナまで沈むとアンテナが水に押されて後部に傾く。

④アンテナの下部に針金がついていて船首の舵を浮上の方向に動かし浮上する。

⑤以上を繰り返す。

金属のバラスト(重し)や配線の金具がパックされてる。

船体の上半分、スケール感はあまりこだわっていない、動かして楽しむ模型なんじゃ。

甲板や飾り台、四角い枠はゴム製で電池を収める下部をネジ止めする箇所に挟んで浸水防止をする。

アップすると配線や自動浮沈装置の針金が見える。

船体下部は舵や電池を収める箇所など、走行に関係した構造になっている。

このプラモデルは昔からメーカーや箱絵を変えてずっと生産していた、ひろしも昔に作った事が有る。

自動浮沈装置を楽しむ間もなく浸水して沈没した(笑)

丁寧に作らないと浮かんでこない事がある。

組み立て説明書もレトロで良い味が出ている。

モーターや舵、小学低学年の組み立ては無理かも。

結構複雑じゃ。

単二電池を2本入れるので結構重い、浮かぶのが不思議なくらいじゃ。

配線類、左下には自動浮沈のためのアンテナに重しを付けてる。

部品を一気に付けて完成は近い。

電池を入れる、ゴムパッキンを挟んで蓋をネジで止めるが、締め具合で隙間が出来て浸水する、怖い箇所。

自動浮沈の原理がイラストで示してある、浮上した時は感動する。

その後沈没しなければ大成功。

完成写真がカッコ良いなあ、スケール感は期待しないでね。

今回は楽しい(スリルがある)自動浮沈装置搭載の伊号-400潜水艦でした。

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