F-16ファイティング・ファルコンはよみがえった零戦か?

大戦初期は強かった零戦

零戦(零式艦上戦闘機)を知ってますか?

出典:ウィキペディア 零戦

零戦(ぜろせん、れいせん)は第二次世界大戦、日本海軍の艦上戦闘機で試作名称は十二試艦上戦闘機、連合軍側のコードネームは、「ZEKE(ジーク)」じゃ。

分類:艦上戦闘機(主に航空母艦で運用)

製造者:三菱重工業(開発)・中島飛行機(ライセンス生産)

運用開始:1940年(昭和15年)7月

生産数:10,430機

発動機:栄一二型(離昇940hp)

最高速度:533.4 km/h (高度4,700m)

航続距離:巡航3,350 km(増槽あり)/ 巡航2,222 km(正規)

武装:翼内20mm機銃2挺(携行弾数各60発) 機首7.7mm機銃2挺(携行弾数各700発)

支那事変(太平洋戦争勃発前の日中戦争)から太平洋戦争初期にかけ、2,200 kmの長大な航続距離・20mm機関砲2門の重武装・優れた運動性能で、米英の戦闘機に対し圧倒的に優勢で向かう所敵なしの戦いっぷりだった。

出典:F4Fワイルドキャット

大戦初期、アメリカのF4Fワイルドキャットが相手なら優位に戦えた

それと言うのも設計者の堀越二郎らは徹底的な軽量化による航続力や運動性能を最終先し、機体強度や防弾板、燃料タンクの自動消火装置等の装備をおろそかにしたからじゃ。

開戦からしばらくは中国大陸で敵なしだったので、弱点が露呈せず防御の必要性を感じなかったのが大きな誤りで、大戦中記以降に強力な米軍機が現れると劣勢に追い込まれていった。

零戦が残した物

零戦は名機として語られるが、人命軽視と言われるほど重要な要素を切り捨てた上に成り立っていた。

しかし空戦時のドッグファイトで後部に回られて撃墜される恐怖を味わったアメリカ軍は機動性の重要さを思い知ったと思う。

出典:身をひるがえし敵機の後ろに回り込む零戦

格闘用戦闘機 F-16ファイティング・ファルコン

出典:ウィキペディア F-16 ファイティング・ファルコン

F-16は、アメリカのジェネラル・ダイナミクス社が開発した第4第世代の軽量ジェット戦闘機で愛称はファイティング・ファルコン (戦う隼)。

格闘戦用の軽量戦闘機として開発されたにもかかわらず、対地攻撃に使用できる十分な対地攻撃能力を兼ね備えており、この種の機体はマルチロール機と呼ばれている、外観で特徴的な視界の良いキャノピーは格闘戦に必須。エンジンはF-15と同じプラット&ホイットニー社F100を単発で装備、後にゼネラル・エレクトリック社のF110も使用できるようになった。

高性能だが高価なF-15イーグルと比較的安価なF-16で同時に運用が行われ保有作戦機の過半数を占めているんじゃ。

出典:インタレスト情報 F-15イーグル 航空自衛隊

航空自衛隊でも運用されるF-15イーグル戦闘機、いまだに無敵の強さを誇る。

F-16ファイティング・ファルコンは1974年の初飛行から40年以上経過したが段階的な改良が続けられたことにより後発機に引けを取らない能力を維持し続けている。

世界20か国以上の空軍で主力戦闘機として運用され、4500機以上が生産された。

航空自衛隊の零戦 三菱F-2

F-2はF-1の後継機として開発され航空自衛隊の戦闘機で1998年(平成7年)に初飛行を行い2000年(平成12年)から部隊配備を開始した。

公式な愛称ではないが「平成の零戦」などと呼ばれる。

出典:ウィキペディア F-2戦闘機

画像は三沢基地誘導路を進む第3航空隊所属のF-2Aじゃが、あれ?F-2ってF-16に似ているよね。

FS-X(次期支援戦闘機)の段階では国産機開発が計画されていたが、技術的・政治的問題によりアメリカとの共同開発となりF-16ベースで三菱重工が魔改造(笑)したのがF-2なんじゃ。

F-16ファイティング・ファルコンのプラモデル紹介

平成の零戦とも言えるF-16がタミヤ模型から発売されていたので見ましょう。

カッコ良いね、いかにもジェット機って感じのスマートさ、F-15イーグルで2個だったエンジンを1個にしてコストダウンを図っている。

1/48スケールなので箱のわりに大きな機体、1/72スケールよりずいぶん大きく得した気分になるんじゃ。

胴体部のなめらかな事、主翼にもスムーズな線で繋がっていく。

胴体の仮組みじゃ、コークボトルラインのようでもある。

これは爆弾じゃなくて増加タンクと大きなキャノピー。

アメリカは派手でカッコ良い、ヒーローの国だからね。

航空自衛隊のF-2はF-16より大型化したため重量増を軽減するために炭素繊維強化複合材による一体構造の主翼を世界で初めて採用している。

日本って凄いなあ。

ジェットエンジンは1基、F-15イーグルは2基じゃが同じ物。

格闘戦専用機のプロポーションをご覧あれ。

F-16は胴体と翼を一体で成型するブレンデッドウィングボディ(BWB)や機体の操縦をコンピュータで補正・制御すフライ・バイ・ワイヤ(FBW)といった革新的技術を取り入れた設計となっていた。

操縦席にもデカールを貼るんだ。キャノピーが大きいので中が見えるもんね。

出典:ウィキペディア F-16コクピット

機体の裏面から見た図、シンプルだね。

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車輪の構造が分かる、折り畳み出来る改造に挑戦したい。

増加タンクと機首の組立。

パイロットを乗せるとリアル感がグンとアップする。

出典:ウィキペディア

複座型F-16Dのコクピット

武装はM61A1 20mmバルカン砲を固定武装とし、主翼先端部や主翼下にAIM-120AMRAAMYAIM-9を搭載可能。ほかにも無誘導爆弾やクラスター爆弾、レーザー誘導爆弾、ロケット弾などを搭載できる。

完成じゃ、綺麗な塗装が映える機体じゃ。

キャノピーの大きさが目立つね。

F-2は綺麗な青い迷彩が印象的だった。

今回はアメリカ製だけど平成の零戦と言えそうなF-16でした。

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