タイレルＰ34 6輪Ｆ－1
忘れられない6輪のＦ-1
6輪の自動車で思い浮かぶのは、サンダーバードのペネロープ号じゃが。
他にも忘れられない6輪車があったんじゃ。
それもＦ-1なのに6輪じゃ、ご存知の方は結構な御歳ではなかろうか。
Ｆ-1(フォーミュラ1)とは、モータースポーツのカテゴリの1つであり、その世界選手権を指す場合もある、国際自動車連盟 (FIA) が主催する自動車レースの最高峰じゃ。
出典：ウィキペディア カナダＧＰ、フェラーリ412Ｔ2
これは普通のＦ-1レーシングカー、車輪は4個ある。
ところが・・
出典：ウィキペディア ティレルＰ-34
この雄姿を見てほしい、青いボディが印象的なＦ-1 ティレルＰ-34じゃ。
ティレル(タイレル)P34（Tyrrell P34）は、ティレルが開発し1976年と1977年のF1世界選手権参戦に出場した6輪のフォーミュラ1カーじゃ。
なぜ6輪にしたのか？
コンストラクター(レーシングカーの製造者)のティレルのデザイナーであるデリックガードナーはＦ-1の空力抵抗を減らしてトップスピードの向上を考え大きな抵抗になっている前輪を小さくすることを考えた。
このプロジェクトは1974年に開始され、小さな前輪はフロントカウルに隠されてブレーキング性能を高めるために前輪を4個にしたんじゃ。
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Tyrrell P34 6輪 タイレル P34 1976 日本GP 1/20スケール (No.58) タミヤ模型 価格:3,672円 |
ロンドン・ヒースロー空港ホテルでの発表時、その奇抜なスタイルに会場は静まり返ったあと大きなどよめきに変わったと言う。
出典：ウィキペディア ティレルP34プロトタイプ
しかし後輪は普通のサイズなので空気抵抗の削減は思ったほどできなかった、
その代わりに4輪によるブレーキングと接地面積の向上でカーブでのブレーキングポイントを奥に取ることが事が出来たんじゃ。
エンジン：フォード・コスワースDFV V型8気筒・90度 排気量 2,993cc
チーム：エルフ・チーム・ティレル
ドライバー：ジョディー・シェクター、パトリック・デパイユ、ロニー・ピーターソン
出走期間：1976年 – 1977年
初戦：1976年スペインGP
表彰台(3位以内)回数：14回
初勝利：1976年スペインGP
最終戦：1977年日本GP
1976年第4戦スペインGPにデパイユのドライブで１台のみ登場。初戦にもかかわらず、予選3位を獲得。決勝でもブレーキトラブルでクラッシュするまで上位を走行した。
スウェーデンGPにおいてデビュー4戦目にしてポールポジション獲得（シェクター）と決勝においてシェクターが優勝、デパイユが2位入賞とワンツーフィニッシュを飾った。
少数派の苦しみ
出典：ウィキペディア ティレルP34の前輪
1977年、新カウルによる重量増加やグッドイヤーがシーズン中盤より新たに参入してきたミシュランとの競争を意識してタイヤ開発のスピードを上げたが、ティレルを除く通常の4輪タイヤの開発が中心で、P34専用の小径タイヤの性能向上が難しくなりタイヤのグリップバランスに苦しんで実践使用はされなくなった。
商売を考えると少数派はタイヤメーカーに相手にされなくなったんじゃな、寂しいことじゃ。
タミヤのプラモデル6倫タイレル
「タイレルP34シックスホイーラー」という名前で田宮模型からスケールモデル（1/20、1/12）やラジコン（1/10）が発売された。
これは1/20スケールじゃ、手ごろな大きさじゃのう。
モーターライズに組み立てもできる、6輪走行を楽しめるんじゃ。
部品がギッシリと詰まってるな、タミヤの本気度がわかる。
タイレルと言えばこのブルーじゃ、赤より目立ったりする。
小径の前輪と大径の後輪、すべてはこれに集約される。
これがデビューした時はずいぶん話題になったもんじゃ。
ホイールや足廻り、前輪のステアリングはどんな構造なのか知りたいね。
ドライバーとエンジン、ハンドルの感触を聞きたい。
デカールの黄色が青に映える、袋にはモーターライズの歯車が見えるね。
組み立て説明書は英文も入ってる、タミヤのファンは世界中にいるわけじゃ。
コンストラクターの創始者ケン・ティレルとＰ34
エンジンにはたくさんのエアファンネル(吸気口)が並ぶ。
前輪の構造は興味深い。
シャーシの組み立て。
ボディと合体で完成じゃ。
モーターライズにしたい方はここを読んでね。
リアルなドライバーで迫力もアップ。
平面図でよくわかる、感心するばかり。
モーターライズの内部構造はこうなってる。
エンジンの中にモーターが収まってる。
今回は迫力満点のタイレルP34シックスホイーラーでした。
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タミヤ 1/12 タイレルP34 6輪 (1／12 ビッグスケールカー:12021) 価格:24,030円 |
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価格:4,900円 |
